糖尿病でもチョコレートを食べても大丈夫?気にしないで食べるコツ

糖尿病でもチョコレートは食べても大丈夫? バレンタインなどの季節になるとチョコレートを食べたくなりますね。 糖尿病でもチョコレートを上手に食べる方法があるんです。糖尿病とチョコレートそして血糖値との関係をまとめてみました。

口がさみしくなったり、集中している時についつい食べてしまうチョコレート。

少量でも甘くておいしいチョコレートは
美味しいがゆえに高カロリーで太る。。。というイメージもあります。

高カロリーと言うのは糖尿病の方にはNGワードですね。

では実際に糖尿病にとってチョコレートはどのような影響があるのでしょうか?

チョコレートのカロリー!まずは食品を知ろう

【板チョコ】

・ガーナミルクチョコレート(65g):24片337kcal(1片14kcal)

・明治ミルクチョコレート(65g):15片 363kcal(1片 24kcal)

・森永ミルクチョコレート(60g):15片 340kcal(1片 22kcal)

【粒チョコ】

・明治ハイミルクチョコレート(38g、11粒): 213kcalkcal(1粒20kcal)

・森永ダース(42g、12粒):1箱252kcal、(1粒21kcal)

板チョコは一枚当たり約330から360kcalで
一片約14から24kcalです。

粒チョコは1粒あたり約20から24kcalです。

一日に摂取するカロリーが2000kcalだとしたら、
三食食べて、一食670kcal 。

もしも板チョコ一枚をまるまる摂取したとしたら
カロリーだけで考えると、一食の半分は我慢しなければいけないことになりますね。

ただ、糖尿病患者さんは、
1つ当たりのカロリーを気にするだけれでなく、
チョコレート自体が血糖値とどう関わってくるのかというのが心配なところです。

次にチョコレートと血糖値についてみていきましょう。

チョコレートと血糖値

何も食べていない空腹の血糖値を100㎎/dlとすると
食べ物を食べて血糖値が上昇し始めるがだいたい、食後の30分から60分です。

チョコレートの血糖値上昇具合は食後一時間で約200mgあたりまで上昇します。
他のお菓子と比較してみても、
食後一時間で、
お煎餅:230mg/dl
スコーン:225mg/dl
ポテトチップス:200mg/dl

と、糖質が高い食品ほどやはり、血糖値が上昇します。

チョコレートの原材料

チョコレートの原料は、
・カカオマス(カカオ豆をすりつぶしたもの)
・カカオバター
・砂糖や香料など

でチョコレートの主成分はカカオです。

糖尿病にはポリフェノールが効果があるといわれています

ポリフェノールは糖尿病に効果があることをご存知ですか?

糖尿病の症状の血糖値の急上昇を抑制してくれるという効果があるのがポリフェノールです。

そしてチョコレートの主成分であるカカオには、ポリフェノールがたくさん含まれています。

様々な種類のポリフェノールがありますが、
共通している働きがあります。
それは、「抗菌・抗酸化作用効果」です。

【抗菌作用】
抗菌作用には、睡眠不足やストレスからくる、ニキビ・肌荒れも抑える効果があります。

【抗酸化作用】
抗酸化作用には、活性酸素の働きを抑え細胞の老化防止効果。
そしてシミ・しわ・たるみからお肌を守ります。
細胞が元気に活動することで、皮脂のバランスもよくなり乾燥肌の防止効果も持ちます。

チョコレートのポリフェノールはこんな作用がある

【血圧低下】
血管が詰まり、細くなることで血圧は上昇しますが、カカオポリフェノールをとることで、血管を広げる作用がある

【動脈硬化予防】
体内に生じる活性酸素によってコレステロールが酸化されることによって動脈硬化を引き起こしてしまいますが、カカオポリフェノールは強い抗酸化力で、酸化を抑える働きが期待される。

【抗ストレス】
心理的、肉体的にストレスを感じるような状況に置かれたとき、ストレス反応が軽減され、またストレスによるホルモンの増加も抑制させる。

【美容効果】
肌は年齢おと共に老化します。それは活性酸素が引き起こすトラブルであり、カカオポリフェノールは活性酸素を防ぐ効果があります。

【アレルギーの改善】
アレルギーの発症にも活性酸素が関わっています。
カカオポリフェノールは活性酸素を生み出す因子を抑制します。

【脳の活性化】
カカオポリフェノールは脳の栄養と言われる「BDNF」に働きかけ、認知機能を高められる可能性がある。

チョコレートは血糖値を改善する効果があるのか?

チョコレートはカカオポリフェノールというものを含んでおり、
上記のような様々な作用があるといいます。

さらに、海外ではインスリン抵抗性を改善させるという研究結果も出ています。

では、チョコレートは糖尿病患者さんに絶対的にいいのか・・・?

と言うのが疑問に上がってきますね。

チョコレートは薬ではありません。
糖尿病の患者さんに100%有益かどうかと言うのは判断が難しくなります。

どんな食事でもバランスが重要なように、
チョコレートを食べる時にも全体とのバランスを良く考えて
摂取しましょう。

糖尿病患者さんがチョコレートを選ぶときのポイント

ハイカカオチョコレートを選ぶ

ハイカカオチョコレートとは、
カカオの含有量70%のチョコレートの事です。
カカオにはカカオポリフェノールが含まれており、
動脈硬化などの糖尿病予防につながると言われます。

糖質が少ないチョコレートを選ぼう

糖質ゼロや砂糖不使用のチョコレートが話題となりましたが、
糖質が少なければ少ないほど、
血糖値の上昇は当然緩やかになります。
食べるなら糖質がなるべく少ない物が良いでしょう。

しかしながら、糖質ゼロ、砂糖不使用と表示されていたとしても、
糖質が全くゼロなわけではありません。
これは、ショ糖や乳糖がゼロであって、多少の糖質が含まれていますので、
裏面の記載もチェックするようにしましょう。

※※※※※ミルクより、ビターチョコレートの方が糖質は多い!!※※※※※

チョコレートには、ミルク、ビター、ホワイト、ブラックなどの味がありますが、
一般的な板チョコの場合、ミルクチョコレートが糖質が低い傾向にあるようです。

ビターや、ブラックの方が甘味料を多く使って、
味を調整している為ですが、「砂糖不使用」のチョコレートの場合はこの限りではありません。

裏面の表記は必ず確認するように心がけましょう。

糖質制限ダイエット中「チョコレート」を上手に活用しよう

https://blue-circle.jp/articles/292

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