今回は、妊娠糖尿病の原因についてです。
人の身体は複雑で、原因のわからない病気など、
まだまだ解明されていないこともたくさんあります。
糖尿病は現代病と言われるように、
近年では研究が進み昔よりかはるかに原因も発覚し予防もしやすくなってきました。
しかし、
妊娠糖尿病は妊娠というデリケートな現象と糖尿病が組み合わさっているので、
糖尿病の予防よりもさらに気を使わなければなりません。
予防・改善をするにはまず、原因を把握しましょう。
今回は、妊娠糖尿病の原因についてです。
人の身体は複雑で、原因のわからない病気など、
まだまだ解明されていないこともたくさんあります。
糖尿病は現代病と言われるように、
近年では研究が進み昔よりかはるかに原因も発覚し予防もしやすくなってきました。
しかし、
妊娠糖尿病は妊娠というデリケートな現象と糖尿病が組み合わさっているので、
糖尿病の予防よりもさらに気を使わなければなりません。
予防・改善をするにはまず、原因を把握しましょう。
【妊娠糖尿病はどんな病気?】
妊娠糖尿病は、妊娠中に血糖値が高くなったり血糖値が高い状態が初めて発見された糖代謝異常を言います。妊娠前に診断された糖尿病は含まれないのがややこしい点ですね。
妊娠糖尿病は赤ちゃんへのさまざまな影響・障害が起こる可能性のある病気なので、早めの発見、治療が必要です。
妊娠糖尿病はママや赤ちゃんの体に妊娠高血圧症候群や羊水過多などの合併症を引き起こすリスクを高めます。
妊娠糖尿病のメカニズムを細かく見ていくと
妊娠すると、胎盤からインスリンの働きに対抗するhPL(ヒト胎盤性ラクトーゲン)
というホルモンが分泌されます。
赤ちゃんは、ママから胎盤を通して送られてくる血液中からブドウ糖を吸収します。
通常、ママの膵臓はインスリンの分泌を増やし、
ちょうどいい血糖値にコントロールしていきますが、
それが追いつかずに糖尿病の状態になってしまうのが、妊娠糖尿病とうわけです。
妊娠糖尿病になってしまう人、ならない人、原因はさまざまです。
妊娠糖尿病になってしまう原因はこれだ!というように1つの原因が特定されているわけではありません。
原因になりうる現象として、、、
妊娠時、胎児(赤ちゃん)を育むために、胎盤が作られます。
その胎盤で、胎児(赤ちゃん)に十分な栄養を送れるよう、
血糖値を上げやすいホルモン(インスリン拮抗ホルモン)が作られるため、
妊娠中期以降、必然的に血糖値を上げやすくなる状態になっています。
正常な妊婦さんはここで、上昇しやすくなった血糖値をコントロールする分の
インスリンを出せますが、
必要なインスリンを分泌することの出来ない体質の妊婦さんは血糖値が上昇したまま、
下げられない状態が長く続き、
妊娠糖尿病のリスクが上がってしまいます。
妊娠中の母体は、お腹の胎児(赤ちゃん)のために栄養を付けようとする働きが強くなります。
それにより、食欲が増し、さらに吸収も多いため通常より太りやすくなります。
「食べづわり」と言うものがあるように、
ホルモンの関係で食べていないと気持ちが悪くなってしまったり、
妊娠前と比べると、食欲がまし、食べてる時間が多いと実感しているママさんも多いでしょう。
妊娠前の健全な身体でも、短期間で体重が増えるのは血糖コントロールが乱れる原因になるので
良いことではありません。
妊娠中ははさらに、太りやすく、血糖値が上昇しやすくなっている為、
短期間で体重が増加しやすく、血糖コントロールが間に合わず妊娠糖尿病になってしまう可能性を高めるのです。
妊娠中でなくても、
身体や心にストレスを抱えると、血糖値をあげるホルモンが分泌される一方で、インスリン抵抗性(インスリンに対する抗反応)が強くなると報告されています。
妊娠中は何かと自分の体が自分のものでないように思え、
自由に動けないことの身体的ストレス、精神的ストレス、
胎児(赤ちゃん)の成長に関しての悩み、
妊娠したことによる夫や家族との対人関係の悩みを抱えやすくなるものです。
またそのストレスが、暴食を誘発すると更に血糖値をあげてしまうこととなります。
妊娠中にしかできない楽しみや、趣味、いいストレス解消法を見つけることも妊娠糖尿病の予防に繋がります。
「糖尿病になりやすい体質」は遺伝する、と言われており、
家族に糖尿病患者がいると、糖尿病になってしまうリスクが上がります。
両親が糖尿病の場合、本人が65歳までに糖尿病になる確率は40%前後と高い報告もされています。
しかし、遺伝子自体を変えることはできませんし、
リスクが上がってしまうのは仕方のないことです。
あくまで、遺伝するのは体質なので、血糖値を上げるような食生活などに気を付けていれば回避できることもあります。
私たちの身体は、食事からとった炭水化物を体の中でブドウ糖に変換し、
それをエネルギーとして活動しています。
立ったり座ったり、散歩したり、眠っている時にさえエネルギーは消化されます。
エネルギーが消費されるとうことは、
血糖値が下がります。
このエネルギーの消化をさらに消費の促進をするには、運動です。
妊娠して、血糖値が上がりやすい状態になっているところ、運動が不足していると血糖値を下げることができず妊娠糖尿病につながることもあります。
妊娠というただでさえ大変な時期に、
誰もが順調な妊娠生活を望んでいると思います。
そんな中で、妊娠糖尿病の可能性がある、または、検査で結果が出てしまった。
となると不安になってしまいますよね。
しかし、お腹の赤ちゃんの為にも、
妊娠糖尿病はなんとかしなければなりません。
原因を知ることだけで予防につながるわけではありませんが、
なにごとも知ることからはじまります。
大変な時期ではありますが、
元気な赤ちゃんの顔をみるため、
頑張っていきましょう。
https://blue-circle.jp/articles/301
自分、または家族の人が「妊娠糖尿病」を指摘されて驚いていませんか?
糖尿病と縁がなくても可能性があるんです。くわしい内容を知って回避または改善を試みましょう。