妊娠糖尿病の症状にはどんなものがあるのか、、。 早期発見が望ましいように、事前にチェックしていることは、病気予防の第一歩です!妊娠糖尿病の症状を見ていきましょう!
妊娠糖尿病、それは
糖尿病が誰にでもなりうる怖い病気のように、
妊娠糖尿病も女性なら、もしかしたらなってしまうかもしれない、
気を付けるべき病気です。
ただでさえ大変な妊娠の時期に、
さらに妊娠糖尿病なんて、、、
早期発見が大事なように、
事前に調べておいて予防すること、
また、診断されてしまっても早いうちに症状のチェック、原因を根本治療していけば
ちゃんと乗り越えられます。
ここでは、症状や原因などを見ていきましょう。
他にもまとめてあるリンクをいくつか貼っていくので、
一緒に観ていきましょう。
【妊娠糖尿病はどんな病気?】
妊娠糖尿病は、妊娠中に血糖値が高くなったり血糖値が高い状態が初めて発見された糖代謝異常を言います。妊娠前に診断された糖尿病は含まれないのがややこしい点ですね。
妊娠糖尿病は赤ちゃんへのさまざまな影響・障害が起こる可能性のある病気なので、早めの発見、治療が必要です。
妊娠糖尿病は、自覚症状がないことも発見が遅れてしまう原因に挙げられます。
病気が進行してから、
のどが渇いて水分を大量に摂取する、尿量が多くなるといった状況が現れてきます。
母親への影響としては、妊娠高血圧症候群、羊水過多、出産後の糖尿病へ移行するリスクなどがあります。胎児への影響としては、流産、巨大児、低血糖児など出産に関することや、心臓病、胎児死亡へつながることもあります。
■
血糖値が上がる(血中のブドウ糖濃度が上がる)ことで、
浸透圧によって血液中の水分が持って行かれてしまうため、喉が渇きます。
血糖値が上がる(血中のブドウ糖濃度が上がる)ことで、
浸透圧によって血液中の水分が持って行かれてしまうため、喉が渇きます。
■
のどの渇きを防ぐために水分補給をしても血糖値が高く、うまく補給されません。
血糖値が高いと細胞に水分がいきわたらず、
余分な水分として尿が排泄されます。
そのため、頻尿になってしまいます。
■
血糖値が高く、細胞に水分がいきわたらない為、栄養素も供給されません。
そのため、栄養不足ですぐに体が疲労してしまいます。
■
羊水過多症とは、羊水が基準値より多い状態をさします。
妊娠後期において通常500mlほどの羊水の量が800mlを超えることで、様々な症状を起こす病気です。
羊水過多になる原因は様々ですが、
妊婦が妊娠糖尿病の場合は胎児も高血糖になるため、
胎児も頻尿を起こしてしまい、羊水が増えてしまいます。
妊婦には横になると呼吸が苦しくなるが立ったり起きあがると楽になるという症状や、
腹部膨満感、体重の増加やむくみ、頻尿といった症状がでてきます。
その原因には様々なものがあります。
妊娠糖尿病や、多胎妊娠、胎児の嚥下障害、胎児の奇形などが原因ともいわれていますが
、実は出産するまで原因がわからないことも多いのです。
妊娠糖尿病や多胎妊娠の場合は原因がはっきりしていますが、
胎児の障害や奇形については他の所見や検査を含めて総合的に判断する必要があります。
ダウン症は胎児の奇形の一種であり、妊娠中に羊水過多になる確率は高めです。
ですがダウン症児の妊婦が必ずしも羊水が増えるかと言えばそうとは限りませんし、羊水が多くても何の異常もなく生まれてくる赤ちゃんも多くいます。
■
糖尿病の合併症に高血圧があるように、
妊娠糖尿病を起こすと妊娠高血圧症を発症する可能性があります。
■
妊娠糖尿病でない糖尿病でも、尿中に細菌が繁殖している可能性が高くあります。
腎盂腎炎の合併症を起こす確率は
非糖尿病患者(非妊娠糖尿病患者)の4倍と言うデータもあります。
尿路感染症とは・・・
尿をつくり体の外に排泄するまでの通り道を尿路(にょうろ)といいます。下図のように、尿は腎臓、尿管、膀胱、尿道というルートを経て、体内から体外へ排泄されます。尿路もそこを流れる尿も、通常は無菌状態で保たれています。しかし、なんらかの原因で尿路に病原体が侵入し、炎症を起こしてしまうことがあります。この状態を尿路感染といいます。
■
妊娠糖尿病を発症した妊婦の半分は、出産後も血糖値が高いままになり、2型糖尿病に移行してしまう事があります。
糖尿病と聞くと、
おじさんやおばさん、太っている人の病気、と言うイメージを持つ人も多い為、
若い方にはピンとこない、と言う事が意外とあります。
しかし、妊娠糖尿病はたとえ痩せている人でも妊婦なら誰でもかかりうる病気なのです。
その影響は胎児にも影響・障害が及んでしまうため、
十分に注意なければいけない病気です。
妊娠糖尿病にかかってしまって、
赤ちゃん(胎児)胎児に影響を及ぼさないためにも
普段の生活習慣を見直して、妊娠糖尿病を予防していくことが大切です。