この生活をしてれば大丈夫!糖尿病予防徹底解説!
「なんだか最近太ってきた。
糖尿病も世界的に増えてきてるし、自分も心配だ、、
今からできる対策はあるのかな?」
そもそもどうして糖尿病が急増しているの?
現代では、日本だけでなく世界的に肥満、糖尿病の方が増えています。
確かに当院に来院されている方にも糖尿病、およびその予備軍の方が多数おられます。しかし、現代の日本人の生活スタイルをみれば、むしろ肥満や糖尿病にならないほうが不思議といえます。
現代人の生活スタイル
現代人の生活スタイルを簡単に言えば3つにまとめられます。それは
1. 運動不足
2. 食生活の変化
3. ストレスの増加
です。これらのうち、今回は運動不足について説明します。
欧米化が進み、食生活は脂質が多い傾向にあります。
本来アジアの食文化は、一汁三菜で、食物繊維のたっぷりな脂質の少ない食事でした。
私たちの身体はそれになれてしまっているので、脂質の多い食事は体に合いません。
糖尿病は遺伝?
■糖尿病って本当に遺伝するのでしょうか?
答えは、「半分イエス、半分ノー」です。
親や肉親が糖尿病だと、糖尿病の家族歴がない人に比べて 糖尿病になりやすいことは事実ですが、遺伝するのは糖尿病そのものではなく、 「糖尿病になりやすい体質」です。この体質を持った人に、食べ過ぎ、運動不足、肥満、加齢、ストレス、など様々な環境因子が加わってはじめて糖尿病が発症すると考えられています。
日本人は欧米の白人と比べると肥満が軽度なのに糖尿病になる例が多く、 ほとんどの日本人は糖尿病の遺伝素因を多少は持ち合わせていると考えておいた方が良いような気がします。 従って、普段から生活習慣に気を配って糖尿病を予防するという考え方は、誰にでもあてはまるのではないでしょうか。 それになによりも、運動不足や肥満による害は糖尿病だけに限らないのですから。
■日本人は糖尿病になりやすい
我が国では最近40年間で30~50倍と2型糖尿病が著しく増加しているのに対し、 欧米では5~10倍と増加はしているものの我が国よりもはるかに緩やかです。 その結果、患者の実数も人口比にすると我が国では欧米の1.5~2倍になっていると考えられています。 欧米人に比べ、日本人の摂取カロリーは少な目で肥満者も目立たないのに、 2型糖尿病が多いのは、日本人が民族的に2型糖尿病になりやすい体質(遺伝的素因)を 持っているためと考えられます。
糖尿病は予防できる?
■糖尿病になりにくい生活:続けられる運動をしましょう
運動は高血糖を改善して、合併症の予防にも役立ちます。
しかし、ふだんから運動に親しんでいない、または高齢の人などでは、急激な運動やキツイと感じる運動はかえって体の負担となり、心筋梗塞の発症など、思いがけない事故を引き起こしてしまうこともあります。定期的に長く続けられることがヒケツですので、自然の中で風景を堪能しながらのウォーキングや楽しく続けられるスポーツなど、自分にあった運動の方法を探してみましょう。
運動のポイント
体に不安がある人は、かかりつけの医師に相談し、運動するときは、以下のポイントに気をつけましょう。*準備運動と整理運動は、体にこれから動く心がまえや動いたあとのクールダウンとしてとても大切です。
*運動の前後には、必ず行うように心がけましょう
*軽い運動からはじめ、少しずつ運動量を増やしましょう
*体調にあわせ、無理をしないようにしましょう
*なるべく毎日できる運動を選びましょう
*ゲーム性のあるゴルフ、テニスなどのスポーツをとり入れるのもよいでしょう
楽しむことが長く続けるヒケツです
仕事が忙しくてなかなかまとまった時間がとれない人は、「運動なんてできない」と思っていませんか?
たとえば「通勤の駅を1つ手前で降りて歩いてみる」、「エレベーター・エスカレーターをできるだけ使わずに階段を利用する」などもひとつの運動の方法です。日常生活の中のちょっとした工夫が糖尿病になりにくい体をつくります。
少しでも時間がとれるようなら、ウォーキング、ストレッチ運動、軽いジョギング、サイクリングなどの有酸素運動は、エネルギー効率がよく、また全身をゆるやかにまんべんなく動かすことができるよい運動の方法です。軽~中等度の運動をなるべく長時間行うようにしましょう。
とくにウォーキングは、どこでもできるいちばん身近な運動ですが、単調になりがちで飽きやすいという人もいます。しかし、近年では、自然や風景を楽しみながら心身ともにリラックス効果も期待できるウォーキングコースが全国に増えていますので、休日の楽しみとしてコース巡りなどためしてみてはいかがでしょう。
■ストレスをためないように心がけましょう
ストレスと糖尿病は関連しています。
たとえば山でクマに遭遇すると、人間はストレスを受けて血糖値が急激に上昇するそうです。これは、ストレッサー(クマ)への「臨戦態勢」に入る準備として、筋肉を最大限に働かせるために、エネルギー源となる大量のブドウ糖が血中に放出されるからです。
血糖値を上げるよう働きかけるのが、アドレナリンやノルアドレナリン、コルチゾルというホルモンです。
アドレナリンなどのホルモンには、インスリンの働きを弱める作用があるという報告もあります。
現代社会はストレスだらけともいわれています。ストレスをそのまま放置すれば、高血糖やインスリンが十分に働かない状態が続いていることになります。
「友人とのおしゃべりや趣味を楽しむ」、「リラックスして心と体を休める時間をもつ」、「体を動かしてストレスを解放する」などのストレスをためない、あなたなりの方法を探してみましょう。
■十分な睡眠をとりましょう
近年、睡眠と糖尿病の関連が指摘されています。
糖尿病にかぎらず、睡眠は1日の疲れをリセットさせたりと心身を健やかに保つための重要な役割を担っています。
とくに現代社会にあっては日々の仕事や、付き合いなどで睡眠習慣がとかくみだれがちですが、忙しい中でもゆっくりと眠る時間をあえてとるなど、十分な睡眠をとるように心がけることも大切です
まとめ
いかがでしたか?
日本人は糖尿病に特になりやすい。。。
肥満に弱い体なので、
自分の変化に敏感になることが大事ですね。