~脂質異常症の予防・治療~
脂質異常症があると動脈硬化が進行しやすくなります。
脂質異常症の予防や治療には、コレステロールや飽和脂肪酸の多い食品を控えめにすることが大切です。
さて、今回は糖尿病の食事についてです。
糖尿病の治療においては糖尿病食事療法といいます。
糖尿病の治療の鍵となるのはなにか覚えていますか?
そうです!生活習慣の見直しが何よりの治療法なのです。
食事、運動で糖尿病を改善しましょう!
糖尿病の食事療法は運動療法とともに2型糖尿病においてもっとも基本となる治療です。
2型糖尿病の食事療法の目的は、患者の代謝状態をできる限り正常に近づけて、インスリン分泌異常およびインスリン抵抗性を是正し合併症の発症・進展を防ぐことにあります。
その為には、次のようにエネルギーや種々の栄養素を摂るようにします。
太り過ぎず、痩せすぎず、適正な体重を保ちながら、日常の生活に必要なエネルギー量を摂取しましょう!
※子供の場合は正常な発育・発達、成長をするために必要なエネルギー量の食事を食べなければなりません。太り過ぎは血糖コントロールを悪化させるので注意しましょう。
適正な1日の摂取エネルギー量は、年齢、性別、身長、体重、日々の生活の過ごし方などによって一人ひとり違います。
糖尿病専門医の先生など、主治医と相談して決めてもらいましょう!
例)デスクワークが多い会社員男性、
170cm、80kg⇒標準体重・・・1.7(m)×1.7(m)×22=63.6(kg)
⇒エネルギー摂取量・・・63.6(kg)×25(~30)(kcal)=1,590(~1,908)(kcal)
~望ましい栄湯バランスとエネルギー比~
炭水化物: 55~60% 4kcal/1g
たんぱく質: 15~20% 4kcal/1g
脂質 : 20~25% 9kcal/1g
子供では成長の為、大人では健康を保つために、様々な栄養素の過不足がない食事にしましょう!
●エネルギーの素となる栄養素はまず炭水化物、次に脂質、そしてタンパク質です。
●タンパク質は筋肉や臓器など人体の構成成分のみならず、様々な働きをしています。
●骨や歯などの材料となる野はカルシウムなどのミネラルです。
●からだの働きを正常に保つために、様々なミネラルやビタミンなどが必要です。
適正な量、適正なバランスの食事を規則的に摂ると血糖コントロールは改善していきます。
上記のように、指示カロリーの炭水化物60%、たんぱく質20%、脂質20%(目安)と言うように気を付けましょう!
実際、どのように取り組めばいいのかは次の項目で!
過食やバランスの悪いsh久慈はインスリン抵抗性を増大させ、高血糖を助長させてしまいます。
また、過度のダイエットもインスリン抵抗性を改善せず、むしろ血糖コントロールを乱す原因になってしまいます。
*************糖尿病辞典******************
インスリン抵抗性とは?
インスリン抵抗性とは、肝臓や筋肉、脂肪細胞などでインスリンが正常に働かなくなった状態のことをいいます。インスリン抵抗性があると、食事で高くなった血糖値を感知して、すい臓からインスリンが分泌されても、筋肉や肝臓が血液中のブドウ糖を取り込まないため、血糖値が下がらず、糖尿病の発病につながります。
************************************
血糖は食事から糖質(炭水化物)を摂ったときに上昇します。
極端に言えば、糖質を食べなければ急激な上昇しません。
しかし、そんなことはできませんよね。
そこを、タンパク質、脂質をうまく利用して上手に管理しましょう!
血糖値に影響を亜夜ボス栄養素は主に炭水化物ですが、脂質とタンパク質も影響を及ぼします。
炭水化物には、エネルギーになる糖質とエネルギーにならない食物繊維があります。
炭水化物の中の糖質は食べた後、速やかな血糖上昇につながります。
食べ過ぎると高血糖になりますので、1っ階の食事で食べるおよその量を決めておきます。
食物繊維はほとんど消化吸収されないので、食後の血糖値を上げる原因とならないばかりか、
血糖上昇を抑える働きがあります。
脂質は食後しばらくたってから血糖値が上がる原因となります。
一回の食事で摂り過ぎないように注意しましょう!
糖尿病では、食事を食べた時に血糖値が上がり過ぎないように食べ方を工夫する必要があります。
(ゆっくり食べる、よく噛んで食べる、野菜を先に食べる 等)
その一方で、薬物療法を受けている患者さんの場合は、日常よりも激しい運動をする時など状況に応じて低血糖にならないために補食することもあるので、主治医に相談しましょう。
~高血圧予防・治療~
高血圧があると網膜症、腎症や動脈硬化が進みやすくなります。
高血圧の予防や治療には、食塩の摂取量を少なくすることが必要です。
1日 男性9g未満、 女性7.5g未満
※ただし高血圧や腎症合併例では6g未満
~脂質異常症の予防・治療~
脂質異常症があると動脈硬化が進行しやすくなります。
脂質異常症の予防や治療には、コレステロールや飽和脂肪酸の多い食品を控えめにすることが大切です。
食物繊維には食後の窃盗上昇を抑えたり便通を改善させる効果があり、さらに水溶性食物繊維には血糖コントロールの上昇を防ぐ作用もあるなど、健康を保つうえで重要な働きがあります。
糖尿病の治療と動脈硬化の予防、健康保持のために命日のsh久慈で食物繊維を多く
(1日20g~25g)摂るようにしましょう!
糖尿病治療のための食事療法をすすめるために、主治医からあなたに合わせた1日の食事からのエネルギーと栄養素の摂取量が支持されます。
糖尿病を効率よく治していくのに主治医とのコミニュケーションもとても重要です。
ひとりひとりケースも違うので糖尿病専門医との相性も関わってきます。
セカンドオピニオンと言う手もありますので、自分に合う治療法を積極的に探していきましょう!
主治医から指示されたエネルギーや栄養素を摂取するために、主治医・管理栄養士・糖尿病療法士から、
●どのような食品からどれだけ量を組合わせて食べればよいか
●朝食、昼食、夕食や間食にどのように配分すればよいか
●料理の選び方や生活習慣で気を付けること
など具体的な方法を教えてもらいます。
食事療法を効果的に進めるために、「食品交換表」を正しく使いましょう。
「食品交換表」を使うと、毎日の食事でどのような食品からどれだけの量を食べればよいかがわかります。
以下リンクで食品交換表の使いかたをまとめてみましたので、合わせてどうぞ。
https://blue-circle.jp/articles/197
糖尿病になってから、栄養指導を受けたけれど、食品交換表だけ買わされて使い方がわからない、、、そんなあなたのための食品交換表の使い方をどこよりもわかりやすく、一番シンプルなやり方でまとめてみました!使い始めは難しそうですが、使ってみると意外とカンタンかも?!糖尿病完治を目指すには必須アイテムを見直しましょう!
食事は毎日の生活に欠かせないものなので、糖尿病の食事療法はあなたが正しく継続することで効果が得られます。
医師をはじめとした医療従事者は、あなたの食事療法がうまくできるように支援してくれます!
糖尿病とうまく付き合いながら楽しく食事療法を続けましょう!
糖尿病食事療法は一生続けていくものです。
病気の状況や生活状態が変わると、食事療法もそれに合わせて変更していく必要があります。
●定期的に食事療法が指示通り実践できているかを確かめましょう
●必要に応じて、あなたと相談の上、主治医や管理栄養士が食事療法の内容を見直します。
糖尿病の食事療法は難しいものではありません。
難しいのは毎日の食生活の中でこれらの指示をまもり、根気よく続けることです。
階段を上るように一つ一つ正しい食習慣を身につけていきましょう!
分からない事や困ったことがある場合は、問題を放置せずに主治医や管理栄養士に相談して解決していきましょう。
いかがでしたか?
難しそうな糖尿病食事療法でも順を追ってみていくと出来そうな気もしてきます!
主治医の先生や管理栄養士さんとの相性がとても大事だという事がわかりましたね。
もし悩み事があってそれを主治医に相談できない場合は、是非セカンドオピニオンをお勧めいたします。
口コミ、治療実績から各地の有名な糖尿病専門医病院を、まとめてみました。
各地方作成中です。
この記事があなたの何かのきっかけになれたら幸いです。
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健康診断で糖尿病と診断されてしまった。そんな時に慌てず、評判の良い病院を選んでぜひ行ってみたいものです。先生や病院との相性もあると思いますが、ひとまず行ってみて損のない病院選びに役立つ病院10選。東京都内版です。
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