糖尿病を理解するための基礎知識5点 初級編

糖尿病を理解するための基礎知識5点 初級編

糖尿病になってしまった・・・。糖尿病の勉強を始めたいけど、何から始めればいいか分からない・・・。そんなあなたのために、糖尿病を知る上で必要な基礎知識を簡単にまとめてみました。糖尿病の原因や体の中で起こっていること、放っておくとどうなってしまうのかなど、基礎的な知識を身につけたい方は、是非参考にしてみてください。


糖尿病になってしまった方、医者に要注意と指摘された方。。。
病気は知ることから始めましょう。
最初はこれだけ知っておけば大丈夫です!
カンタンにまとめてあるので気軽に勉強してみて下さい(#^.^#)

まずは血糖値について知ろう!

私達は生きていくためにエネルギーが必要ですので、毎日の食事から炭水化物、タンパク質や脂質(三大栄養素と言われています)などを摂取しています。

これらの中でも、大きなウエイトを占めているのが炭水化物(でんぷんや砂糖、ブドウ糖などの糖分)です。

ご飯、パン、麺類、それから清涼飲料水やお菓子を食べたり飲んだりすると、腸から糖分が吸収されて肝臓へ送られた後、ブドウ糖に変えられて血液中に入り、脳や筋肉、神経などの全身の細胞に送られます。この血液中のブドウ糖の濃度のことを「血糖値」といいます。

血糖値はどうやって管理されているの?

血糖値は健常人で通常80~100mg/dLとされ、日中で変動しますが、一定の範囲になるように体の色々な臓器が管理しています。
食事や飲み物から糖分を摂った後は、30分もしないうちに血糖値が高くなっていきますが、数時間すれば元の状態に戻ります。

逆に、1日何も食べなくても血糖値が0mg/dLになることは通常ありません。これは、血糖値を下げる働きのある「インスリン」と、血糖値を上げる働きのある「グルカゴン」などのホルモンによって、上手くコントロールされているからです。








それではよく聞くインスリンやグルカゴンとはなんなのでしょうか?



・・・糖尿病患者さんにとってとても重要なホルモンなんです!

インスリンって何?

血糖値の管理はインスリンやグルカゴンによって行われているということは上で記述しました。それでは、これらのホルモンについて少し詳しく見ていきましょう。

インスリンもグルカゴンも膵臓で作られるホルモンです。

膵臓から血液中に放出され、体内の様々な臓器や細胞に作用します。

特にインスリンは、多くのホルモンの中でも血糖値を下げる働きのある唯一のホルモンです。

食事やお菓子、飲み物などから糖分を摂ると血糖値が上がります(この理由は①を見てください)。

血液中のブドウ糖は、全身の細胞に取り込まれてエネルギー源として使われますが、勝手に細胞に入っていくわけではありません。
この時、細胞にブドウ糖を取り込む働きを担うのがインスリンです。
つまり、インスリンが血糖値を下げるのは、「血液中のブドウ糖をエネルギーとして利用するために、細胞内に取り込むため」と言えます。

グルカゴンって何?

私達は一日3回食事をし、その間にお菓子を食べたりジュースを飲んだりすることもあります。

しかし、寝ている間や食事を抜いた時など、食べ物からエネルギー源(ブドウ糖)が摂れない時は、血糖値がどんどん低下していってしまうのでは?
と思うかもしれません。
特に脳や神経は、ブドウ糖しかエネルギー源として使えないため、ブドウ糖が供給されないと上手く働かなくなってしまいます。

そこで、このような事態に対して働くのがグルカゴンというホルモンです。

このホルモンは、肝臓に貯められているグリコーゲン(この後に詳しい説明があります)という予備エネルギー源の1つからブドウ糖を作り出し、血液に放出することで血糖値を維持する働きがあります。

また、アドレナリンというホルモンも、このような働きがあることが知られています。

血糖値を保つための仕組み

ブドウ糖は重要なエネルギー源となりますが、1日中エネルギー源を摂り続けないと生きていけないわけではありません。

それは、私達の体に、ある程度エネルギー源を貯めておく仕組みがあるからです。

食事から摂ったブドウ糖は肝臓や筋肉に集められ、予備エネルギー源としてグリコーゲン(ブドウ糖が並んでくっついているような構造をしています)に変えられて貯蔵されます。

特に肝臓のグリコーゲンは血糖値の維持に重要であり、必要になったらブドウ糖に戻されて、血液中に放出されます。ちなみに、筋肉に蓄えられたグリコーゲンは何に使われるかと言いますと、こちらは筋肉を動かすエネルギー源としてのみ使われます。

まとめ

糖尿病の勉強をする前に知っていると良いことを、血糖値を中心にまとめてみました。

専門用語が幾つか登場しているので少し難しいと思われるかもしれませんが、知っておいて損はないと思います。

今回は基礎知識のみですが、他の記事で糖尿病についてまとめてありますので、そちらも参考にしてみてください。

関連するキーワード


糖尿病 血糖値 インスリン

関連する投稿


糖尿病予防!毎日使える低糖質レシピ ナッツ編(4)

糖尿病予防!毎日使える低糖質レシピ ナッツ編(4)

糖尿病生活のため自炊をしたい!そんな時に使えるおいしいレシピをご紹介します!今回はナッツ編(4)です。食事に取り入れたりおやつに取り入れたり、様々なレシピで糖尿病改善のための血糖コントロールを!


糖尿病食事レシピ  【 あまーい☆アスパラの胡麻和え 】  

糖尿病食事レシピ  【 あまーい☆アスパラの胡麻和え 】  

作り置きにもピッタリ!夏野菜のうまみを存分にいただける一皿です。


糖尿病予防・改善に!毎日使える低糖質レシピ 豚肉編(3)

糖尿病予防・改善に!毎日使える低糖質レシピ 豚肉編(3)

糖尿病改善のため、自炊をしたいけど、毎日の食事を考えるのが大変…そんな時に使えるおいしいレシピをご紹介します!今回は豚肉編です。


糖尿病予防・改善に!毎日使える低糖質レシピ 豚肉編(2)

糖尿病予防・改善に!毎日使える低糖質レシピ 豚肉編(2)

糖尿病改善のため、自炊をしたいけど、毎日の食事を考えるのが大変…そんな時に使えるおいしいレシピをご紹介します!今回は豚肉編です。


糖尿病食事レシピ  【 簡単★卵巾着 】 

糖尿病食事レシピ  【 簡単★卵巾着 】 

油揚げに卵を入れて焼く、簡単おつまみレシピです♪お弁当にもオススメなのでお試しあれ!


最新の投稿


糖尿病の食事レシピ・メニューで困ったらコレ!おすすめ10

糖尿病の食事レシピ・メニューで困ったらコレ!おすすめ10

糖尿病の食事で困っている人必見! 糖尿病の方でも食べられるおいしいレシピ・メニューです! ちょっとした工夫で糖質オフだったりカロリー制限が出来ちゃいます! 食卓をいつもよりもにぎやかに♪


糖質ダイエット!糖質制限の基礎知識と様々な効果に驚き!

糖質ダイエット!糖質制限の基礎知識と様々な効果に驚き!

カロリー制限ばかりがダイエットではありません。糖質制限することはインシュリンとの関わりから見えてくる効能が大きいのです。身体の中の糖質プロセスを知って、より良いダイエットに繋げましょう。


妊娠糖尿病の食事メニュー!毎日おいしく過ごそう!

妊娠糖尿病の食事メニュー!毎日おいしく過ごそう!

妊娠糖尿病ではどんな食事メニューがよいのか? 注意点をしっかり押さえればおいしい食卓を囲めます。 注意点をおさえた、美味しく食べれる食事メニューをご紹介! 食事は生活をささえる大事な要素なのでストレスの原因にもなってします。 健康かつ、満足のいく食事を毎日摂りたいですね!


糖尿病で皮膚にはどんな影響が?皮膚乾燥の対策と気になる5大症状

糖尿病で皮膚にはどんな影響が?皮膚乾燥の対策と気になる5大症状

糖尿病と皮膚との関係について。糖尿病を発症すると合併症が起こりやすくなると言われているように、体にさまざまな症状が出てきます。 皮膚もその一つ。一般的に、糖尿病患者さんの約3割に何らかの皮膚病変が見られると言われています。今は大丈夫と思っていてもそこが落とし穴になります。


糖尿病による皮膚や手足の「かゆみ」。症状とスキンケアは?

糖尿病による皮膚や手足の「かゆみ」。症状とスキンケアは?

糖尿病になると皮膚のかゆみが出てくる時があります。なぜでしょうか? 高血糖が続くと免疫力が低下し、合併症を起こしやすく末梢神経・循環の機能障害から、皮膚トラブルも起こしやすくなってしまいます。 糖尿病と皮膚の関係を知り、正しいスキンケアを身につけて、かゆみ等の皮膚トラブルを未然に防ぐことが大切です。