妊娠糖尿病と糖尿病合併妊娠の違い。どんな危険性がある?

妊娠糖尿病と糖尿病合併妊娠の違い。どんな危険性がある?

妊娠糖尿病と合併症。糖尿病合併妊娠と妊娠糖尿病とでは何がどう違って大事な赤ちゃんにはどんな影響が出てきてしまうのでしょうか? 少し分かりづらい妊娠中の合併症。糖尿病にも種類があるようです。 そこを徹底解説!


妊娠糖尿病と糖尿病合併妊娠の違いについて。

言葉からすると同じ意味のように感じますが、
実は違う病気です。

糖尿病というぐらいですから、
血糖値のコントロール不足で起こる不調なのですが、
2010年には妊娠糖尿病の定義もはっきりして、
糖尿病合併妊娠と妊娠糖尿病はちがう定義の様です。

今回は妊娠糖尿病と糖尿病合併妊娠についてみていきましょう。

糖尿病合併妊娠とは

糖尿病患者さんの妊婦さんのことを指します。

妊婦さんなので、一般的に若年層世代の若い女性の糖尿病患者さんということにまります。

このことから、若年層世代に好発するのは一般的に一型糖尿病と言うことになります。

世界的にみると
糖尿病合併妊娠とは、一型糖尿病の女性の妊娠、ということが一般的に言われています。

しかし、近年の日本では若年であってもⅡ型糖尿病の患者さんは少なくなく、
若年層世代でも、一型糖尿病より二型糖尿病の患者さんが上回ると報告されています。
晩婚化の影響もあり、一型糖尿病の糖尿病合併妊娠より、二型糖尿病の糖尿病合併妊娠の方も多いと考えられます。

妊娠糖尿病とは

妊娠糖尿病については2010年に定義と診断基準が発表され、それまで曖昧だった点がクリアになりました。

”妊娠糖尿病・・・妊娠中にはじめて発見または発症した、糖尿病に至っていない糖代謝異常”

妊娠中に行う検査で糖尿病の診断基準を満たすほどの高血糖が確認された場合や、妊娠前から糖代謝異常が判明した場合は「妊娠糖尿病」ではなく「糖尿病合併妊娠」という事になります。



診断基準

妊娠糖尿病の診断基準

75gOGTT(75g経口ブドウ糖負荷試験)において

① 空腹時血糖値 92mg/dl 以上
② 1時間血糖値 180mg/dl以上
③ 2時間血糖値 153mg/dl以上

基準の1点以上を満たすと妊娠糖尿病と診断される。

糖尿病合併妊娠

① 妊娠前にすでに診断されている糖尿病
② 確実な糖尿病網膜症があるもの

妊娠糖尿病と糖尿病合併妊娠の危険因子

妊娠は女性にとって大変な負荷となります。
胎盤からインスリン抵抗性(インスリンが効きにくくなる)を強める種だねホルモン分泌が増えますし、
胎盤でインスリンが破壊されることからインスリン需要が増えます。
妊娠前よりかなり膵臓に負担がかかっている状況になります。

正常では、インスリンのコントロールがうまくできますが、
遺伝的にインスリン分泌能が十分でない場合やもともとインスリン抵抗性が強い場合にはインスリン需要に代償できす、
高血糖状態に陥ってしまいます。

とうことはⅡ型糖尿病の危険因子を持っている方が、
妊娠と言う負荷に耐え切れず一過性の高血糖状態を来している状態を妊娠糖尿病ということです。

妊娠糖尿病で起こりうる合併症

妊娠糖尿病の合併症は糖尿病合併妊娠と同様ですが、
胎児奇形はあまり高頻度では有ません。
一方で、妊娠中の高血糖によって胎児の成長が早くなるため、
糖尿病合併妊娠と同様に、巨大児出産などのリスクは高くなります。

~合併症例~

【妊娠中の合併症として】
・流産・早産
・妊娠高血圧症候群
・胎児機能不全
・胎児死亡
・先天奇形
・羊水過多症
・尿路感染症

【胎児の合併症として】
・先天奇形
・過剰発育児、巨大児
・子宮内発育遅延
・胎児仮死
・子宮内胎児死亡

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この記事のライター

まだまだ未熟ですが管理栄養士です!
仕事でも日々の勉強でもスキルアップしていきたいと思います!

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