実は糖尿病と関連性の高い、骨についての基礎知識とビタミンDについて
https://blue-circle.jp/articles/2455
骨って何でしょうか。体を支える重要なものである事はもちろん分かりますが、よく考えてみると正しい知識は意外と知らないものです。ここでは特に特に1型糖尿病とも関連性の高い「骨」についての基礎知識とビタミンDについてまとめてみました。
実は糖尿病と関連性の高い、骨についての基礎知識とビタミンDについて
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骨って何でしょうか。体を支える重要なものである事はもちろん分かりますが、よく考えてみると正しい知識は意外と知らないものです。ここでは特に特に1型糖尿病とも関連性の高い「骨」についての基礎知識とビタミンDについてまとめてみました。
こちらの記事では糖尿病と関連性の高い「骨」の中でも基礎知識と「ビタミンD」について触れました。今回は同じく「骨」に関する「コラーゲン(たんぱく質)」「リン」「マグネシウム」についてまとめてみました。
骨といえばカルシウム。たしかにそうですが、実は骨はカルシウムだけでつくられているのではありません。骨塩とよばれるカルシウムとリン(2つのくっついたもの)と骨基質とよばれるコラーゲンなどのたんぱく質、それと骨の新陳代謝をつかさどる細胞から成り立っています。
骨はよく鉄筋コンクリートに例えられますが、コラーゲンが鉄筋、カルシウムやリンはセメントといったところです。どれだけセメントが強くても、鉄筋部分がやわではしっかりしたビルになりません。鉄筋をつくるたんぱく質も十分摂る必要があるわけです。
リンと聞くと「マッチの燃えるところのやつかな?」と思ってしまいますが、体内のリンはその多くがカルシウムやマグネシウムとともに、骨や歯をつくるための大切な成分です。
ミネラルの1種であるリンはカルシウムとともに骨や歯の土台をつくっています。骨や歯がかたいのは、リンがカルシウムと結びついてハイドロキシアパタイトという結晶成分となっているからです。したがって不足すると骨が弱くなるわけですが、これは非常にまれで、リンが不足することは通常の食事をしていればまずありません。(健常人ではこのような事実はほとんどないかと思います。腎不全など特殊な病態では関与するかも知れません。)
マグネシウムは最近さまざまな面から注目されているミネラルですが、骨の健康にも欠かせないことがわかっています。マグネシウムはカルシウムの恒常性を維持する副甲状腺ホルモンの分泌を左右し血液中のカルシウムを維持する上で重要な働きをし、体内のビタミンD活性化にも関与するといわれています。マグネシウムは玄米や小麦胚芽、緑黄色野菜、ナッツ類、乳製品などに豊富に含まれています。
その他、亜鉛や銅、マンガンなどの微量栄養素、ビタミンKなどもじょうぶな骨づくりに役立ちます。バランスの良い食事の必要性はこんなところにもあるのです。
いかがでしょうか。糖尿病との関連もありますが、そもそも人を支える大切な骨のことについて、知識を頭に入れておきましょう。