境界型糖尿病は食事や生活など自分次第で完治する!

境界型糖尿病は食事や生活など自分次第で完治する!

境界型糖尿病と診断されてショックを抱えてませんか? でも境界型糖尿病は、食事や運動などのちょっとした日常生活の工夫で糖尿病にはならない、しかも完治する病気です。糖尿病予備群ともいわれる境界型糖尿病を知り、そこから脱出しましょう。


境界型糖尿病とは?

糖尿病は良く知っていても、「境界型糖尿病」は聞きなれない人も多いようです。
糖尿病が世界的に重要視されるようになった当初は、インスリンの開発もなかったため不治の病の一つとして扱われましたが、今では研究が進むことで治療法や治療薬などが開発され、コントロール可能な病気のひとつになりました。

しかし治療可能な病気であるにも関わらず、食生活の向上や利便性の良い社会生活へと発展したことで、年々罹患者が急増し、負の循環をたどる病気としてさらに注目されるようになりました。

健康調査と研究結果などが推し進められ、糖尿病へと進む可能性のある人を含めるとあまりにも多くなることが判明され、糖尿病とはっきり診断できない、しかし完全なる正常とも言えない中間に位置する糖尿病の前段階の人々は、糖尿病予備群や境界型糖尿病と位置づけされました。

境界型糖尿病の特徴

境界型糖尿病とは、簡単に言えば糖尿病予備群としてのイエローカードのようなもので、このまま手立てを考えずに放置したら糖尿病になります。
境界型糖尿病の人が糖尿病を発症する確率は、血糖値が正常な人と比較すると、6~20倍といわれています。

しかし生活習慣などで、注意や予防さえしっかりと行うと、糖尿病から回避できるという期待を持てる位置にあるのが、この境界型糖尿病なのです。

膵臓のインスリンは通常、糖に見合った量を分泌し、糖の処理をきっちりと行うためのものですが、分泌不足や処理機能の低下が起きると糖尿病と診断されます。

しかし境界型糖尿病は、分泌と処理のどちらかは正常だが、どちらかが異常または両方の働きが悪く、異常基準値まで達しないがギリギリのラインで留まるといった範囲のものです。

境界型糖尿病と診断される基準は?

境界型糖尿病の有無を調べる際は、空腹時血糖値に加えて「経口75gブドウ糖負荷試験」という糖分を飲用して、時間の経過とともに通常の血糖値に戻る過程を見ていきます。

▪空腹時血糖値         = 110mg/dL以上、126mg/dL未満
▪ぶどう糖飲用後時間後の血糖値 = 140mg/dL以上、 200mg/dL未満

どちらかに当てはまるか、または両方に当てはまると境界型糖尿病

WHO(世界保険機構)の基準値と違って日本では境界型糖尿病をもっと細かく分類している部分があります。IGT(耐糖能異常)とIFT(空腹時血糖異常)です。

IGT(耐糖能異常)とは、高血糖に達したあとの処理能力の異常です。
食後に血糖値が上がるのはどんな人でも当たり前の現象ですが、インスリンの分泌が不十分であると、速やかに下降できなくなり140mg/dLを超えた値が出ることになります。

IGTを指摘される人は、境界型糖尿病の診断を受けた人の8割に当たることも明らかになっています。

空腹時血糖値とHbA1cの値から見る評価

(1) 空腹時血糖値が110~125mg/dL
(2) 75gブドウ糖負荷後2時間の血糖値が140~199mg/dL

⑴か⑵のいずれかを満たしている人、または両方を満たす人が境界型糖尿病と診断されます。
しかし健康診断などで検査する場合は、空腹時血糖とHbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)の値を評価されます。
値から判断される内容は以下となります。

■空腹時血糖値110~125 mg/dlであり、HbA1c値6.0~6.4%の人
糖尿病の疑いと判断され、75gOGTT検査が推奨されています。

■空腹時血糖値100~109 mg/dlであり、HbA1c値が5.6~5.9%の人
境界型糖尿病の疑いで、将来糖尿病を発症リスクが高いグループと判断されます。
さらに肥満、高血圧、脂質異常症などを有している場合は、特に重要視され、75gOGTT検査をするのが望ましいとされます。

境界型糖尿病は英語で「Prediabetes」、日本と欧米の違いは?

境界型糖尿病を英語に翻訳すると「Pre」=前の、「diabetes」=糖尿病となります。
日本では境界型糖尿病を糖尿病予備軍と呼ばれ、いずれも糖尿病ではないけれど、正常範囲でもない人を指します。
同じ意味でも欧米と日本では少しずつ違いがあることはご存知でしょうか?
代表的な二つの違いを見てみましょう。

文化の違いから体質の違いが生まれた

皮膚の色や髪質などが違うように、体の体質にも違いはあります。
日本以外にも糖尿病患者さんはたくさんいますが、日本の糖尿病患者さんの数は世界的にみても、決して少なくはありません。

体型を見てみると、欧米人の肥満体型のすごさから比べると日本人はそれほど肥満とは言えないくらいの差が見られます。
日本では肥満=糖尿病と結びつけて考えるため、欧米人の体型を見れば、全員が糖尿病に匹敵しているように感じます。
しかし思ったほど罹患者が多くない事実には、膵臓から分泌されるインスリンの違いがあるといわれます。

欧米人は、もともと狩猟で得た物が食事の主体となり、肉や脂、高糖質の食生活のため、体を維持するためにインスリン分泌が多い。反対に日本をはじめとしたアジアの国々では、穀物が主体となり、脂肪もカロリーも少ない食生活のため、インスリンの分泌が少ないのではないかと考えられています。

文化は大きく変化し、今では日本人も欧米化の食事が当たりまえとなっているため、インスリン分泌が追いつかず、膵臓の疲弊を起こし、2型糖尿病患者さんの急増につながっているといわれます。

基準の違い

日本の境界型糖尿病の診断は、早朝空腹時血糖値と、75gOGTT2時間値どちらか、または両方の値が正常ではないが、糖尿病でもないという範囲が境界型糖尿病です。
欧米では、HbA1cの値のみで判定され、HbA1c5.3%(JDS)から 6.0%(同)を境界型糖尿病としています。

数年前まではHbA1cの基準値も日本と欧米では違いがありました。
国際的に使われていた基準「NGSP」に対し、日本では日本独自の基準「JDS値」が使われていました。単に呼称が違うだけではなく、数値的にも差が生じていました。

しかし医療分野では論文や研究において差が生じると、病気か病気でないかの判定にも支障が出たり、国際的な評価にも誤解を招く恐れがでてきます。こういった理由を背景に、HbA1cの基準が、「NGSP値」で評価されることに統一されました。

2013年に変更され、「JDS値+0.4=NGSP値」となったため、急に値がゆるくなったと感じた患者さんもいたかもしれませんが、表記が国際的になったということが理由となります。

境界型糖尿病の症状は糖尿病と同じ? 

糖尿病の症状として、異常にのどが渇く、体重が減少する、体がだるいなどが代表的ですが、
境界型糖尿病では、症状がありません。

何か他覚的な症状、自覚症状のどれかでもあると、自分自身で疑いを持ち、検査など受けることができるのですが、無症状ということで、早期の予防や対策を逃してしまうことにもなります。

口が渇く、疲れやすいなどの症状は、血液内が高血糖となって細胞との浸透圧のバランスが崩れて起きる症状で、血糖値が400~500mg/dl程度まで上昇した場合に出現します。
境界型糖尿病では血糖値が200mg/dl前後であるため、症状と呼べるものはないことになります。

しかし境界型糖尿病では症状がなくても、数年で糖尿病に進行すると言われています。
高血糖による血管の傷害は静かに進んでいることが最も警戒するべき事項であり、ブドウ糖負荷2時間後の血糖値異常(IGT)に該当する人は、動脈硬化に移行しやすいと出ているため、より注意が必要な状態であることは、認識しておくことが大切です。

境界型糖尿病の原因4つ

糖尿病は高血糖が続くことで他の病気を引き起こすものですが、原因は1型糖尿病と2型糖尿病では内容が変わってきます。

1型は免疫異常などが関与して膵臓のβ細胞が破壊されて起こるインスリン分泌の低下、2型は体質な問題に生活習慣がプラスされて、インスリン量が普通どおりでもインスリンに対する反応が鈍くなってしまい、血糖値が下がりづらくなります。

境界型糖尿病は後者の2型糖尿病の予備軍とも言えます。
生活習慣の具体的な要因とは次の4つがあげられます。

過食

インスリンの分泌異常でもなく、感受性の異常でもなく一番の原因は過食です。
インスリンは限度を持って分泌されるものではなく、たくさん食べれば食べるほどインスリン量は増加します。

処理される物質と処理する物質の量のバランスが崩れてしまうと高血糖が持続し、血液の中にいつまでも糖が浮遊していると、それだけ血管にも負担がかかるというもの。
結果的に膵臓にも過労を与えてしまうため、糖尿病、境界型糖尿病にとなってしまいます。

肥満

肥満は皮下脂肪と内臓脂肪に分類されますが、この内臓脂肪が糖尿病と境界型糖尿病に大きく関わってきます。

アデポサイトカインというホルモンにも似た物質(生理活性物質)があります。
本来は、脂質代謝や糖代謝がスムーズに進めるという立派な働きかけをする重要な物質です。しかし、内臓脂肪が増えると分泌異常をおこし、度を過ぎた作用に下り悪循環となってしまうのです。

アデポサイトカインはインスリンの働きを妨害してしまい、血糖が通常通りに処理されなくなるので、これでもかという具合にインスリンはどんどん分泌されることになります。
すると、膵臓は疲弊してしまい機能低下となってしまうのです。

喫煙

一つの統計的な見方として、1日1箱(20本)の喫煙を25年間以上続けると、非禁煙者に比べて糖尿病罹患率が1.6倍にもなるといわれます。

喫煙は食べ物でもないのに、糖尿病にどんな影響を与えるっていうのだろうと、不思議に思う人もいると思われますが、これには2つの悪影響が考えられます。

1つは、ニコチンがインスリンの効果を効きにくくするということです。
インスリンは正常に分泌されていたとしても、その作用を利用してぶどう糖を受け入れるという流れが悪くなる。すなわち、ニコチンによってインスリン抵抗性が高くなってしまうといわれます。

もう1つは、喫煙によって刺激されるのは、交感神経と呼ばれる自律神経の一つです。刺激によって交感神経は、カテコラミンという副腎髄質ホルモンを分泌するのですが、カテコラミンは肝臓に貯蓄されている糖を放出する働きがあるため、血糖値が上がってしまいます。

アルコール

アルコールをたくさん摂取すると、毒物として体を循環しますが、その間で無毒化されていきます。その証拠に私たちの自覚症状として、酔いや頭痛などが生じます。

血液は全身を循環しますから、当然脳も通過してしまうため、その際に脳にある視床下部で炎症反応が起きます。
インスリンは脳の視床下部に作用し、糖代謝をコントロールしてもらっているという過程があります。

普段視床下部では、他の組織へ対し、「インスリンの効果を受けなさい」と伝える伝達機能があります。アルコールによって炎症を起こしてしまうと、そういった機能の障害がおこり、高血糖の状態が長くなるというわけです。

痩せ型だから境界型糖尿病を発症?

境界型糖尿病も含めて糖尿病を発症しやすい体質や体型は、「メタボや肥満などの基準に引っかかってしまった人」と、認識が強いのではないでしょうか。

実は近年の研究の中で、痩せ型の人が糖尿病を発症する率が、どんどん上昇しているということがわかりました。
その理由としていくつか考えられています。

血糖スパイクという言葉があり、食品を摂ってから1時間以内の血糖値が140mg/dL以上に上昇することを指します。
痩せ型または標準体重の人では、血糖スパイクがより高くなりやすいといわれます。
痩せていることが美であると考える日本人特有の考え方が蔓延している近年では、食事量を最小限にする傾向が強く見られます。

そういった無理な行動が、インスリン分泌反応を鈍くさせます。そこへ急激に高カロリー、高糖質食事をしてしまうと、インスリン分泌機能が対応できなくなってしまい、高血糖状態を引き起こすことになります。

また痩せた人では、筋肉量の減少や、筋肉の質の低下などが指摘されています。
ぶどう糖をエネルギーとする筋肉が少ないため、血中残るぶどう糖が多くなってしまう。
筋肉の質が悪いと、ぶどう糖を吸収する能力、つまりインスリン抵抗性が高くなり、高血糖現象が起きてしまうという結果になります。

自分は標準体重、もしくは痩せ型体型だから大丈夫などと、安心することで無防備となり、予防や対策を行わずにいると、よりリスクが高まってしまうのです。

糖尿病と境界型糖尿病の違いは大きい

糖尿病と境界型糖尿病の違いは、どんなことなのでしょう。
血糖値の高さや、高血糖の固定化の有無だけではりません。
単純ですが大きな違いは、糖尿病は病気として扱われますが、境界型糖尿病は病名ではありません。

糖尿病学会において、判定区分する論議の中で当初は「疑糖尿病」という言葉も出ていたようですが、該当する患者さんの中には、糖尿病ではない人が含まれていたり、糖の代謝能力が改善する人もいるということで、境界型糖尿病という呼称が定められたといいます。

境界型糖尿病に含まれる大きな意味としては、糖負荷試験によって完全に正常であるという判定ができない人に対する「勧告」が含まれていることになります。

また糖尿病では膵臓の疲弊によって生じる、食のカロリーオーバーや体の活動量の低下などが原因であることは、すでに周知されていますが、根本的なメカニズムに関しては、未解決な部分も多いのが現状です。

ですが、細胞単位になりますが、インスリンのしくみに関する内容が広がってきています。
膵臓のβ細胞からインスリンは分泌されるわけですが、高血糖の情報をキャッチするためにβ細胞の表面にセンサーが存在したり、インスリンを放出させるスイッチの役割となるイオン成分もあります。

しかし高脂肪食が体内に入ると遊離脂肪酸も上昇し、こうした働きを阻止してしまい、インスリンの分泌低下を起こしてしまうというメカニズムです。
糖尿病では、β細胞に負担がかかり過ぎて、こうした一連の作動が不全となります。それに対して境界型糖尿病では、負担は多いものの、β細胞が疲れて休憩しているような状況で、完全に動かなくなったわけではないということです。

境界型糖尿病の怖い点は血糖値だけではない

糖尿病は痛みやかゆみなどの苦痛や、表面的に見える皮膚の異変なども初期には特にみられません。そうであれば、どうしてそんなに怖い病気という印象を持ってしまうのでしょうか。
その理由には、やはり合併症ということが大きなウェイトをしめるといった点だと思われます。

糖尿病の神経障害、網膜症、腎症という三大合併症は、血糖のコントロールや、治療開始時期によっても異なりますが、糖尿病と診断されてから比較的ゆっくりと出現するものです。
糖尿病=急激に命との関連ということとは言い難くなります。

しかしその他にも合併症というよりは、つながりといったことに注目すると、その数は数倍にもなり、反対に命に直接かかわる病気が潜んでいます。
その一つが動脈硬化です。
2型糖尿病の前段階が境界型糖尿病であり、生活習慣の乱れが指摘されます。

暴飲暴食、偏食、喫煙、運動不足から、脂質異常症や、肥満へとつながり、さらに発展して多く指摘されるのが動脈硬化です。
糖尿病を執着とした路線に乗った方の多くが、動脈硬化への路線にも乗っているということになります。

こうしたことから、境界型糖尿病の患者さんが一番気をつけなければならないのが、狭心症、急性心筋梗塞の心臓疾患です。
日本だけではなく欧米などにおいても、糖尿病に関わる人は正常な人と比べると、心臓病発症リスクが2倍になるといわれています。

境界型糖尿病を指摘されたら、血糖値だけに集中することなく、心臓病という点にも注意を置く意識が必要と思われます。

境界型糖尿病は完治する可能性を持っている

血糖値という数値を基準に糖尿病と診断されてしまうと、一生この病気を抱えて生きなければならない、恐ろしい合併症とにらみ合いをしなければならない。

こう思ってしまうと、とてつもなく重い病気になってしまったと、後悔することが多くなるかもしれません。

しかし糖尿病でも「境界型」と付くだけで、治るものであるとして扱われます。
その理由として分けてみると3つの内容があがってきます。

境界型糖尿病が治るといわれる理由

1つは、境界型糖尿病は糖尿病ではなく、間違いなく正常であるという点よりはオーバーしていますが、あくまでも糖尿病であるという範囲には入っていないからです。

2つ目に、境界型糖尿病というのが、一つの警告であるからです。
糖尿病ではないけれど、1年以内もしくは、数年以内に「糖尿病」という診断を受ける確率が高いということが、いろいろな研究や統計結果で報告されています。

3つめに、境界型糖尿病では、インスリンに大きく関わる膵臓のβ細胞が死滅していないためです。
糖尿病になるというのは単なる血糖値だけの差異ではありません。数値はあくまでも診断するための目安に過ぎません。

膵臓にはβ細胞と呼ばれるインスリンを分泌するための細胞が存在しますが、糖尿病ではこの細胞がインスリンを分泌できなくなるくらいまでダメージを追っているか、または死滅してしまった状態です。

これを補なっていくためにインスリン注射治療をしていくことになります。
β細胞は、一度死滅してしまうと自らを補強したり、新しく生まれ変わったりはしないので、完治しません。

反対に境界型糖尿病では、β細胞が疲れてしまう、または錆びかけのように100%の働きができないという状態であることが大きな基本となります。
警告のあるうちにコントロールすることで、細胞は生き続けたまま働き続けるというわけです。

まだ遅くない!境界型糖尿病からの脱出方法

境界型糖尿病と診断されても、今後の自己管理と努力次第で完治が望めます。
一生、糖尿病で苦しむよりも、治癒の可能性のある期間に少しの努力をすることで、大きな病気を阻止できることは、大きな喜びとなるのではないでしょうか。

食事の工夫

食事の量を極端に減らすことで血糖値の急上昇を抑えるという方法ではなく、滑らかな曲線で血糖値が上昇するように、食べ方の工夫をすることが大切です。

■ 早食いを避け、ゆっくりよく噛んで食べる
■ まとめ食いしない
■ 1日3食同じ時間に食べるようにする
■ 野菜中心のメニューにする
■ 揚げ物など油が多いものや甘いものは、たくさん摂取しない
■ 味付けは薄くし、代わりにダシの味を強調してみる
■ アルコールは少量(ビールなら中1本)
■ 間食は避ける

運動の継続

食事制限しているから大丈夫というものではありません。
体のエネルギーは運動を通して筋肉部分で消費されることに加え、筋肉量が多くなると糖の代謝が高まりという二つのメリットがあります。

運動することによってインスリンの感受性が高まり、また肥満改善にもなり必須対策です。
毎日続けることが効果的なので、20~30分程度の運動をしましょう。
有酸素運動は体の代謝を良くしますので、脂肪が燃えやすい体質へと改善できるようになります。

禁煙への取り組み

ニコチンがインスリンに悪影響なのは明確です。
インスリンの抵抗を高めるばかりではなく、それを介して他の臓器のホルモンがインスリンの分泌までも抑制するという負のサイクルを作り上げます。

インスリン投与の治療を受ける場合は、非喫煙者よりも適応量が多くなる傾向もあります。
喫煙にメリットはありません、禁煙に努めましょう。

ストレス解消

ストレスは自律神経をアンバランスにしてしまい、それによってインスリンの感受性を低くしてしまいます。
社会生活の中では切り離せないものですが、蓄積してメリットはないものですので、自分の解消方法を見つけるように努力しましょう。

境界型糖尿病のまとめ

境界型糖尿病といわれた時、糖尿病ではないからと安心してしまう人が少なくありません。
しかしどんなことよりも、安心して無視してしまうことが一番怖いことだとご理解いただけたでしょうか。

反対に大きく落ち込むことはありません、予防や対策を行うことで完治するといわれるのが境界型糖尿病です。
境界型糖尿病としっかり向き合い、食事や運動にちょっと工夫することで、糖尿病を回避できるという認識を持つことが重要です。

生活習慣は全ての病気の基礎となるものです。自分のライフスタイルを、もう一度見直してみましょう。

この記事のライター

20年以上看護師として病院勤務していました。
少しでもお役に立てる情報をお伝えしたいと思っています。

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