ここでも予防!糖尿病の発症予防や血糖値の低下に効くと言われる飲み物をご紹介

日常的に何を飲んでいますか?糖尿病の発生を予防する効果があると言われる飲み物や、血糖値が低下すると言われている飲み物をご紹介します。

みなさん日常的に何を飲んでいますか?
緑茶、コーヒーは健康に良いとよく謳われていますが、実際のところ糖尿病にはどうなのでしょうか?

緑茶やコーヒーが糖尿病リスクを低減 緑茶を2杯以上飲むと効果

緑茶やコーヒーが糖尿病リスクを低減

緑茶やコーヒーを身近な嗜好品として楽しんでいる人は多い。その緑茶やコーヒーに、健康を増進する効果があるという研究が相次いで発表されている。糖尿病や脳卒中の予防効果があるという。

 緑茶やコーヒーに糖尿病や脳卒中のリスクを低減する効果がみられる理由は、はっきりと分かっていないが、研究者は、緑茶にはカテキン、コーヒーにはポリフェノールであるクロロゲン酸が含まれることを指摘している。
 緑茶に含まれるカテキンには、抗酸化作用、抗炎症作用、抗血栓作用などの、血管を保護する効果がある。また、コーヒーに含まれるクロロゲン酸にも抗酸化作用があり、動脈硬化などの予防に有効であると考えられている。

緑茶を飲み続けると血糖値が低下

糖尿病のマウスに緑茶の抽出物を摂取させ、運動をさせたところ、16週間後に、体重は27.1%、腹部脂肪は36.6%減少した。空腹時血糖値は17%低下し、インスリン値も65%低下し、インスリン抵抗性は65%減少したことが明らかになった。
 緑茶成分を摂取しなかったり、運動をしなかったマウスでは、体重や糖尿病の検査値の改善はみられなかった。マウスが摂取した緑茶の量は、人間では1日8~10杯に相当するという。緑茶を多めに飲む人の摂取量に近い量だ。
 緑茶にはカテキンや天然の抗酸化作用のあるポリフェノールが豊富に含まれる。マウス以外の動物実験でも、緑茶のポリフェノールに肥満を予防する効果があることが確かめられている。

コーヒーは糖尿病の発症を予防する効果

コーヒーを飲む習慣のある人は、まったく飲まない人に比べ、2型糖尿病を発症する割合が低いという研究結果が、欧州糖尿病学会(EASD)の学会誌「ダイアビトロジア(Diabetologia)」に発表された。
 研究チームは、米国で行われている3件の大規模な前向き研究の約12万人のデータを解析した。「看護師の健康に関する研究I」に参加した4万8,464人、「看護師の健康に関する研究II」に参加した4万7,510、「医療従事者追跡研究」に参加した2万7,759人を対象に調査した。
 食生活やライフスタイルと、2型糖尿病の発症との関連を、20年以上追跡して調べたところ、1日のコーヒーの摂取量を4年間に1.5杯分ほど増やした人は、同じ量のコーヒーを飲み続けた人よりも2型糖尿病にかかる可能性が11%低いことが判明した。
 さらに、コーヒーを飲む量を、1日に1~2杯減らした人では、糖尿病のリスクは17%高くなっていた。また、コーヒーの摂取量がもっとも多かったグループは1日3杯以上を飲んでおり、2型糖尿病のリスクはもっとも低く、1日1杯以下の人と比べて37%低かった。カフェイン抜きのコーヒーでは、摂取量の変化と2型糖尿病リスクとの間に関連性はみつからなかったという。

さらに、、、緑茶やコーヒーを飲む習慣があると脳卒中リスクが低下

国立循環器病研究センターなどの研究チームは、緑茶やコーヒーに脳卒中リスクを低減する効果があることを、8万人以上の研究調査であきらかにしている。
 脳卒中のリスクは、毎日2~3杯の緑茶を飲んでいる人では14%、4杯以上の緑茶を飲む人では20%、ほとんど飲まない人に比べて減少した。また、毎日1杯以上のコーヒーを飲んでいる人は、ほとんど飲まない人に比べて、脳卒中のリスクが20%減少した。
 毎日1杯以上のコーヒーや2杯以上の緑茶を飲む人は、どちらの飲料もほとんど飲まない人に比べて大脳内出血のリスクが32%減少した。大脳内出血は血管が破裂して脳内で出血することで起こる。
 「毎日の食事に緑茶やコーヒーを加えることで、脳卒中のリスクは減少します。ささやかでも前向きな生活スタイルの変化といえます」と研究者は述べている。

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みなさん、緑茶、コーヒーよく飲んでますか?
知らず知らずに糖尿病予防してたのなんて一石二鳥!!笑
これからも続けましょう!!

他にも糖尿病に効く飲み物は?

WHOが薦めている「サラシア茶」とは

サラシア茶

糖尿病を治療するお茶としては、バナバ茶・桑の葉・ギムネマ茶などがあり、古くから血糖上昇を抑制する民間薬としても用いられてきました。
しかしいずれもヒトでの糖尿病に関する有効性については、信頼できるだけの情報はないのが実情です。
ただ熱帯アメリカ原産の「グァバ茶」に関しては、グァバ葉に含まれるグァバポリフェノールが食後の血糖値を下げる作用があるということで、特定保健用食品の認定を受けて商品化されています。

「サラシア茶」は、インドやスリランカ等に自生するニシキギ科のつる性植物で、スリランカでは現地のシンハラ語で「神からの恵みもの」という意味をもっています。
サラシア茶に含まれる成分が糖吸収を阻害する働きがあり、WHO(世界保健機関)でも有用性が認められ、インド発祥の伝統医学アーユルヴェーダにおいて糖尿病の治療や症状緩和に用いられてきました。

高血糖状態が続くと神経や血管に負担がかかり、糖尿病の合併症である糖尿病性網膜症・腎症・神経障害が起こりやすくなります。
サラシア茶のように糖吸収を抑制し高血糖を抑える働きは、糖尿病の合併症にも効果的と言えます。

「紅茶」は糖尿病に効く?

「紅茶」は糖尿病に効く?

紅茶の主な成分は、紅茶フラボノイドや茶カテキンのようなタンニン類、カフェイン、テアニン(アミノ酸の一種)。
紅茶は発酵茶であり、健康面から注目すべき成分がたくさん含有されています。

紅茶が糖尿病に有用であるのは、紅茶に含まれる茶カテキンが糖の吸収を抑制し、食後の血糖値の急激な上昇が抑えられることにあります。
また茶カテキンが発酵により変化して、テアフラビンやテアルビジンという紅茶ポリフェノールになりますが、これらの成分がインスリンと似た働きをするという研究報告もあります。

また紅茶に含まれている水溶性の多糖類が糖の吸収を妨げるということも分かってきています。
しかしこの多糖類は熱に弱いため熱湯ではうまく抽出されません。糖尿病患者さんのための効果的な紅茶の入れ方は、3分蒸らして成分をしっかりと抽出させることですが、水溶性多糖類を抽出しようとするのなら、水で抽出するのも良いでしょう。

また糖の吸収を抑制する効果を期待するには、やはり砂糖やミルクは入れすぎないようにするのがポイントで、できればストレートで飲みたいところです。

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サラシア茶 知ってましたか?
WHO(世界保健機関)でも推奨されているんですね!
サラシア茶はAmazon等で売っているようですね(*^_^*)

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