骨粗しょう症に注意。糖尿病患者さんは特に!今からできること

骨粗しょう症に注意。糖尿病患者さんは特に!今からできること

さまざまな合併症がある糖尿病ですが、意外と知られていないのが、骨粗しょう症です。 骨粗しょう症になると、骨折しやすくなるだけでなく、痛みを感じたりして運動療法が続けられなくなることもあります。


骨粗しょう症って知ってますか?
TVとかでもよくやってますね。
実は糖尿病患者さんは要注意な合併症なんです。

骨粗しょう症のメカニズム

骨粗しょう症は骨密度が低下し、骨がスカスカになり骨折をしやすくなるという病気です。
人の体の中には約1kgのカルシウムがあります。しかし毎日の食事からカルシウムを上手くとることができない場合、20歳から少しずつ骨の中のカルシウムが失われ、60歳になると40%近くがなくなってしまいます。

つまり骨からカルシウムを使ってしまうため骨の中のカルシウム量が減り、骨粗しょう症が発生する原因になってしまうのです。

ではなぜ糖尿病の患者さんは骨粗しょう症になりやすいのでしょうか?
最近の研究によると、糖尿病の患者さんは骨粗しょう症になりやすく、糖尿病でない人に比べると骨折するリスクが高いことが報告されています。その原因はインスリン。血糖値を下げる働きがあるインスリンですが、実は骨の形成を促す働きもあるのです。

そのため、インスリンが上手く分泌されない糖尿病患者さんは、骨の形成がうまくなされず、骨の質があまり良くないため骨粗しょう症になりやすくなるのです。

体内のカルシウムは減っていく一方・・・

骨が最も強く、太くなるのは、男女ともに21~40歳の骨量維持期です。この時期を最大骨量(ピーク・ボーン・マス)といいます。この時期を過ぎると、徐々に骨の量が減っていきます。

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カルシウムは一定の年齢を過ぎると低下していく一方です。
生きていると当然カルシウムも必要ですから、
血液中に足りなくなったカルシウムは骨から吸収せざる負えません。
この時、骨のカルシウムが少ないとどんどん骨がスカスカになって
組織が壊れやすく、すなわち骨折しやすくなってしまいます。
食事からのカルシウム摂取はとても大事なのです。

どんな予防法があるの?

食事

骨の材料となるカルシウム、骨代謝を盛んにするビタミンD、骨の形成を促すビタミンKを十分に摂り、また食事全体の栄養バランスやカロリー量にも配慮しましょう。高齢になると、食の好みが変わったり、小食になったりしてタンパク質の摂取量は不足する傾向がありますが、タンパク質も骨の材料となり骨を丈夫にしますので意識して摂取しましょう。

予防に「大豆イソフラボン」を

そんな骨粗しょう症のリスクが高い糖尿病患者さんにおすすめの栄養素が、大豆イソフラボンです。大豆イソフラボンは植物性のエストロゲンと呼ばれ、国際内分泌学術集会にて骨を丈夫にして骨粗しょう症予防に効果がある栄養素という研究が発表されています。
また、英国の大学の研究チームからは「食事で大豆イソフラボンを摂取することは骨を健康に保つにも効果があると判明し、治療薬に匹敵する」という研究発表があります。

エストロゲンは骨の健康を保つため、古い骨を壊し、新しい骨を作る「骨芽細胞」を
増やす働きがありますが、大豆イソフラボンは化学構造がこのエストロゲンによく似ているため、骨を健康に保つ効果が期待できるのです。

では大豆イソフラボンを多く含む食品とはどんなものでしょうか?

大豆食品は、大豆イソフラボンを含むこと以外にも、低脂肪で良質なたんぱく質源であり、また日本人に不足しがちなカルシウムの供給源としても素晴らしい食品です。
1日の食事の中に毎食大豆イソフラボンを意識して献立に組み込んでいくのが理想です。

食事に納豆や豆腐を積極的に取り入れるだけでなく、カレーやスープ、サラダなどにスプーン1杯、25g程度の大豆水煮を加えるなど、いろんな食べ方を工夫するとよいでしょう。

カルシウム

体内のカルシウムは骨と歯が99パーセントで残りは血液や筋肉に含まれています。
血液中のカルシウムの役割は出血した時の凝固作用(血を固める)がある上に、先で述べたように骨を形成する大事な働きがある栄養素です。
カルシウムは1日当たり700~800mgをとるのが好ましいと言われています。

<カルシウムを多く含む食品>
こまつな、切り干し大根、小魚、ひじきなどです。

ビタミンD

ビタミンDはカルシウムの吸収を助けてくれる栄養素です。
ビタミンDは日光により合成されるので、屋外にいる時間が少なくなるとビタミンDが合成されず、同時にカルシウムの吸収率が低下してしまいます。ビタミンDは下記の食品やキノコなどにも多く含まれますが、日光を浴びることでも体内で生成されます。
10分でもいいので外に出て歩くと、適度な運動にもなり一石二鳥といえるでしょう。

<ビタミンDを多く含む食品>
しいたけ、カレイ、ひらめ、かじき、むつ、マグロ、かつお、いさきなど魚に多く含まれます。

ビタミンK

ビタミンKは骨に存在するたんぱく質を活性化して骨の代謝を促す栄養素です。

<ビタミンKを多く含む食品>
ブロッコリー、ほうれん草、わかめ、海苔、豆乳などです。

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予防法としてカルシウムはよく知られていますよね。
それに加えて、ビタミンD、ビタミンEも摂ることによって、
より効率的にカルシウムが吸収できます。
食事だけでは難しいという方は、サプリからもとってもいいかもしれませんね。

運動

運動不足は骨密度を低下させる原因になります。骨密度低下を防止し増加させる運動は、ウォーキング、ジョギング、エアロビクスなどです。体重をかける運動が骨密度増加のために有効です。骨密度低下を防止する運動は、ウォーキング、ジョギング、エアロビクスなどです。
特別なことをしなくても、エレベータやエスカレーターを使わずに階段の上り下りをする、適度に太陽光を浴びながら散歩を楽しむといったことでも十分に効果があります。

骨粗しょう症になりやすい部位

左図は骨粗しょう症になって、最も骨折しやすくなる場所を指しています。

 手首の骨折は、骨粗しょう症の前触れともいわれ、比較的、若い年代の女性に多いとされます。

 大腿骨頚部骨折は、75歳以上の女性に多く、手術をせずに放置すると寝たきりになることもあります。

 背骨の骨折は、骨量の減少によって骨がつぶれてしまうことが多く、その際、激しい痛みを伴うこともあれば、いつの間にか起こっていることもあるとされます。
 骨粗しょう症を予防するには、0~20歳のカルシウム貯金最適期にいかにして骨量を増やすか(高くするか)であり、21~40歳ではいかに維持するか、40代以降ではいかに骨量の現象を抑えるか、が課題といえそうです。

年代別での予防

若い方の予防法

骨粗しょう症の予防には、若いうちからの対策が欠かせません。
思春期に高い骨密度を得ておくと、たとえ中高年になって骨密度が低下しても、実際に骨折するリスクを減らせるからです。
日本人女性を対象とした研究では、骨密度が18歳でピークに達することが明らかとなりました。となると、増加のスパートはそれ以前の時期にかかるため、10代前半から骨密度を意識した生活を送ることが重要となります。

将来の骨粗しょう症予防に必要なのは、バランスのとれた食事と積極的な運動です。
思春期を過ぎた頃になると偏食やダイエットで痩せようとして栄養が偏りがちですが、食習慣の乱れは健康や発育の面でも悪影響をおよぼします。積極的なカルシウム摂取を意識し※ 、バランスの良い食事を心がけましょう。
運動については、中学・高校時代のクラブ活動などでの運動が、その後の骨密度に良い影響を及ぼすことが明らかとなっています。つまり若いうちに、日常的に強度の高い荷重運動を行うと強い骨がつくられるということです。
このような若いうちからの骨粗しょう症対策は、将来、骨粗しょう症に限らず多くの生活習慣病を予防するためにも役立つでしょう。

※成人女性におけるカルシウム摂取の推奨量は600~650 mg/日ですが、12~14歳では800mg/日と多めに設定されています

中高年の方の予防法

中高年における骨粗しょう症の予防では、閉経後の骨量減少を食い止めることが重要です。
まずは、適正な体重を維持しましょう。体格指数(BMI=体重(kg)÷身長(m)÷身長(m))が低い人では骨折リスクが高まるため、やせ(低体重)を防止、改善することが推奨されています。
また、食事や運動、嗜好品(たばこやアルコール)などの生活習慣も骨粗しょう症に影響を及ぼすことが分かっています。 カルシウムやビタミンD、ビタミンK、たんぱく質などを中心にバランスの良い食生活を心がけ、ウォーキングなどの運動を日常的に行いましょう。喫煙や常習的な飲酒は骨折リスクを高めるため、禁煙をし、また過度の飲酒を控えることも、骨粗しょう症予防には効果的です。
こうした骨粗しょう症の予防対策は、中高年になってからでも決して遅くはありません。より良い生活習慣を取り入れて、骨粗しょう症と骨折の予防に役立てて下さい。

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いかがでしたか?
意外にも、喫煙、飲酒も骨の形成に関わっているのですね。
若いうちから運動をしておいた方がいいというのも迷信ではなかった。。。!!
やっていた方もやっていなかった方も、
今から予防すれば大丈夫です。

みんなで健康に暮らしましょう!

この記事のライター

まだまだ未熟ですが管理栄養士です!
仕事でも日々の勉強でもスキルアップしていきたいと思います!

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