糖尿病の食事!基礎知識があれば外食だって楽しくなる

糖尿病の食事!基礎知識があれば外食だって楽しくなる

糖尿病の食事というのは、糖尿病において最も大事な治療法です。自分や家族のために食事を作るのは難しそうという方に、具体的な内容とポイントを伝授します。


なぜ糖尿病には特別に「糖尿病の食事」が必要なのか

糖尿病は膵臓の細胞の崩壊によりインスリンが分泌されなくなる1型糖尿病、インスリンの量が減少したり、うまく稼働しなくなる2型糖尿病というタイプに分かれます。

どちらも高血糖が持続することによって膵臓以外の器官にも悪影響が及ぶという症状には変わりありません。
高血糖が続かないように処理するために絶対的に必要なインスリン。

そのインスリンが不足するならば、インスリンをできるだけ必要としない体にしましょう。そのためには食事でコントロールしていこうという目的で考え出されたのが、「糖尿病の食事」なのです。

糖尿病の食事内容は難くない!

カロリー計算が主体

その人が一日に必要なエネルギー量(カロリー)に応じて、食品のカロリーを主体にメニューを考えていくものですが、ダイエット感覚で食べたい物はすべてがまんしなければならいというものでもありません。

過食を避けて、食べたい物があればそればかり食べるのではなく食品の分類を考えながら組合せを決めます。

カロリーが高い主食やおやつは食べられない?

例えば、甘いお菓子が食べたいと思ったら、洋菓子より和菓子の方がカロリーが低いので和菓子を選択。

麺が食べたくなれば、ラーメンよりは食物繊維も多くカロリーの低い蕎麦を選択するなど置き換えるように考えればいいのです。

高血圧予防も

糖尿病はどうしても高血圧になりやすい病気の一つです。
これを念頭に置き塩分制限も加えて行っていきます。
1日7~10g以下として、魚であれば干物などよりは生の魚を選び、味付けは薄くするなどの工夫を行っていきます。

①標準体重の確認

▪身長(m)×身長(m)×22=標準体重(kg)

②自分の身体活動量(一日の運動量)の確認

・軽い仕事 (デスクワーク、軽い家事など)      :25~30(kcal)
・普通  (接客業、買い物などの家事、軽いスポーツ):35~40(kcal)
・重い仕事(力仕事、激しい運動など)        :35~40(kcal)

③一日の適正カロリーを算出

▪①で算出した標準体重(kg)×②の身体活動量=一日の適正カロリー(kcal)

例えば、身長160cmの人の場合

①1.6(m)×1.6(m)×22=56.32(kg)
②③56.32(kg)×25=1408(kcal)

糖尿病の食事をわかりやすく計算するための「単位」

一日に必要なエネルギー量がわかったら、次には「食品交換表」というものに基づいて栄養のバランスを考えてメニューを決めます。

糖尿病の食事には「80kcal=1単位」を基本とします。
自分のエネルギー量を単位に変換して、オーバーしないように食品を組み立てていきましょう。

例えば
一日1600kcalの目安であれば=20単位
一食あたり6~7単位
ご飯は茶碗1杯100g=2単位なので、おかずは4~5単位食べられることになります。

糖尿病の食事におけるポイント

規則的な食事時間

食事を抜くと、一時の飢餓状態であると体は判断します。すると次に体内に食物が入って来た時に、生命を維持するためにエネルギーをより多く蓄える仕組みがとられます。
この分が余分となって肥満の原因になります。

また空腹感が増しますのでまとめ食い傾向になると多く上昇した血糖値を下げるのに、多くのインスリンが必要となって膵臓への負担が重くなります。

一日三食、毎日同じぐらいの時間に食べることが重要です。

早食いを避ける

体内に、どんどんとすごいスピードで食物が送られてくると、インスリンは血糖を下げるのに必死に分泌されます。

しかし追いつかない場合には高血糖値である時間が長くなります。すると血管のダメージも増え、膵臓の負担も増えることになります。

早く食べても満腹中枢へ刺激が伝わる時間は同じです。
刺激が行く前には空腹感が持続するので、限度なく食べてしまう過食ともなり肥満の道をたどることになります。

よく噛んで、ゆっくり食べるようにしましょう。

食品の偏りを避ける

糖尿病になると合併症に注意しなければなりません。
食品をバランスよく食べることはもとより、合併症を意識して食べ物を選択することも大切になってきます。
血管を丈夫にする成分や、腎臓機能を低下させない成分、皮膚に傷ができにくくする成分などが含まれている食品を見極めて、しっかりと数多くの栄養素を吸収して身体を守りましょう。

食物繊維を積極的に

糖尿病で避けて通りたいものは高血圧と肥満です。
脂っこいものばかりだと動脈硬化の原因となり、高血圧に向かってしまいます。

糖質が多いと肥満の原因にもなりますが、インスリンは糖質に反応してしまうのでインスリンの分泌が多くなり、血管を傷めつけることにもなります。

この二つのダメージをカバーするのが食物繊維です。
食物繊維の多い食品をたくさん摂取することで血糖値の急上昇を防ぎ、空腹感も満たします。また便通も良くなるので血行促進の手段にもなります。

食べるときの順番として理想的な形は、
①「野菜」→②「魚または肉」→③「ご飯などの主食」です。

糖尿病では外食にも配慮

外食はどうしても糖尿病の食事としては、適さないものが多くなってしまいます。
エネルギー量が多くなる、糖分や塩分が多くなる、野菜類の不足となる。

しかし最近では、食品一品一品やセットごとに、消費カロリーや糖質の記載も多く記載されてようになったので、糖尿病の食事の基礎的なことが把握されていれば選択に困ることが少ないと思われます。

また、表示がないなど困った時にはカロリーが高い物一品ではなく、品数が多いセットメニューを選択するようにすることが良いと思われます。

やはりどんなものにでも基礎値知識や習慣性が大切になってくるものです。

糖質制限中の外食、気をつけたいポイント

http://blue-circle.jp/articles/250

糖質制限ダイエット中、自分ひとりの食事はなんとかなっても、家族や友人、会社の付き合いで外食をする機会も多くあります。そんな時もポイントさえ抑えれば大丈夫!糖質制限中でも外食を楽しみましょう!

関連する投稿


糖尿病で皮膚にはどんな影響が?皮膚乾燥の対策と気になる5大症状

糖尿病で皮膚にはどんな影響が?皮膚乾燥の対策と気になる5大症状

糖尿病と皮膚との関係について。糖尿病を発症すると合併症が起こりやすくなると言われているように、体にさまざまな症状が出てきます。 皮膚もその一つ。一般的に、糖尿病患者さんの約3割に何らかの皮膚病変が見られると言われています。今は大丈夫と思っていてもそこが落とし穴になります。


糖尿病による足の壊疽症状。切断しなければいけなくなる前に!

糖尿病による足の壊疽症状。切断しなければいけなくなる前に!

糖尿病による壊疽は高血糖が足を崩壊してしまう大変怖い症状です。 壊疽という恐ろしい病気のメカニズムを知ることで自分の足を守りましょう。 糖尿病と足の関係を解明するとともに、フットケアについてもお伝えします。


糖尿病とは。おかしいなと思ったらすぐ検査!

糖尿病とは。おかしいなと思ったらすぐ検査!

誰しもが一度は聞いたことがある病気、糖尿病。 でも糖尿病ってちゃんと説明できますか? いったい糖尿病ってなんなのでしょうか。 また糖尿病は気づきにくい病気でも有名です。少し違和感を感じたらすぐに検査に行って見ましょう。 知ってるようで意外と説明できない糖尿病について詳しく見ていきましょう。


糖尿病でもお菓子が食べたい!どんなお菓子なら食べてもOKなの?

糖尿病でもお菓子が食べたい!どんなお菓子なら食べてもOKなの?

糖尿病ではお菓子を楽しめないかというとそうではないんです!手軽にコンビニやスーパーなど市販で買えるお菓子もあれば、手作りできるお菓子もあります。いくつか糖尿病の方でも大丈夫なものをピックアップしました。でも食べ過ぎはだめですよ。


透析患者のかゆみ原因・対策!!

透析患者のかゆみ原因・対策!!

透析患者さんのかゆみはつらいものがあります。健康な人からみれば痒みなんて我慢しなさいよ。と思うかもしれません。しかし透析患者さんが感じる痒みは酷い人では血が出るほど掻きむしってしまったり、睡眠障害によって不眠症になる方までいます。ではを抑えるにはどうすればいいのでしょうか。


最新の投稿


糖質制限には便秘が付き物?原因と対策を知って体も気分も軽くしましょう!

糖質制限には便秘が付き物?原因と対策を知って体も気分も軽くしましょう!

糖質制限をしていると便秘はつきものなのでしょうか? 糖質制限ダイエットを行っていると、便秘という副作用がでることがあります。糖質制限の本質を振り返りながら、身体によいことと便秘解消の対策を見ていきましょう。


透析中の食事管理。治療中でも毎日楽しく食べたい!

透析中の食事管理。治療中でも毎日楽しく食べたい!

透析中の食事管理はとても大切です。特に、水分・たんぱく質の管理は重要で、毎食バランス、摂取量を考えなければなりません。さまざまな制限などにしばられるとストレスを感じてしまいとても大変な食事管理ですが、でも食事は楽しみたいですよね。そのためにもしっかりした知識を身につけてください。


糖質制限中の外食、気をつけたい5つのポイント!

糖質制限中の外食、気をつけたい5つのポイント!

糖質制限中の外食の際、自分ひとりの食事はなんとかなっても、家族や友人、会社の付き合いで食事をする機会も多くあります。そんな時もポイントさえおさえれば大丈夫!糖質制限中でも外食を楽しみましょう!


糖尿病で皮膚にはどんな影響が?皮膚乾燥の対策と気になる5大症状

糖尿病で皮膚にはどんな影響が?皮膚乾燥の対策と気になる5大症状

糖尿病と皮膚との関係について。糖尿病を発症すると合併症が起こりやすくなると言われているように、体にさまざまな症状が出てきます。 皮膚もその一つ。一般的に、糖尿病患者さんの約3割に何らかの皮膚病変が見られると言われています。今は大丈夫と思っていてもそこが落とし穴になります。


境界型糖尿病は食事や生活など自分次第で完治する!

境界型糖尿病は食事や生活など自分次第で完治する!

境界型糖尿病と診断されてショックを抱えてませんか? でも境界型糖尿病は、食事や運動などのちょっとした日常生活の工夫で糖尿病にはならない、しかも完治する病気です。糖尿病予備群ともいわれる境界型糖尿病を知り、そこから脱出しましょう。