妊娠糖尿病でおやつって食べてもいいの?

妊娠糖尿病でもおやつを食べていいの?妊娠糖尿病は厳格な血糖値の管理が必要です。治療として、食事療法が大部分の為、食べる物には敏感になってしまいますよね。妊娠前に食べていたおやつは食べていいの?大丈夫です。分割食という考え方でおやつを食べるんです。

妊娠糖尿病になったら、絶対におやつを食べちゃいけないの?
それだけでストレスになってしまいますよね。

妊娠糖尿病になってしまったら治療の基本は、普通の糖尿病と同様、食事となります。

おやつを食べて良いのかを確認する前に、
妊娠糖尿病の食事療法を見ていると「分割食」と言うものがありますね。

そもそも分割食とはなんなのでしょうか?

妊娠糖尿病の食事で絶対に気をつけたい注意点!

https://blue-circle.jp/articles/58

妊娠糖尿病を詳しくご存知ですか?妊娠中に血糖値が高くなったり、血糖値が高い状態が初めて発見された場合を妊娠糖尿病といいます。
食事療法での治療が基本となりますが、どんな点が注意点なのかご紹介していきます。

分割食って何?

日分の栄養とカロリーを複数回(4回以上)に分けて食べる事を分食といいます。妊娠糖尿病の食事療法では、朝食、補食、昼食、補食、夕食、夜食、といったように6回程度に分けて食べます。

妊娠糖尿病における分割食は一日6食程度に分けて
食事をとります。

食事から糖分を摂るともちろん血液中の糖、血糖値が上がります。
この血糖値の変動のふり幅が大きいほど負担がかかります。
それは食事の一回の量と比例するのです。

その為、一回の食事の量をできるだけ減らし、
分割食にすることによって、
妊娠中の一日に必要なエネルギー量をしっかり守りながら
食事療法を行う事が出来るのです。

それは「植物性たんぱく質を多く摂取している女性は妊娠糖尿病になりにくい」というものでした。動物性たんぱく質を多く食べていた女性は28%妊娠糖尿病の発症リスクが高く、逆に植物性たんぱく質を多く食べていた女性の発症リスクは31%低かったという結果がでました。

動物性たんぱく質を減らし、植物性たんぱく質を増やすと、場合によっては50%以上も妊娠糖尿病の発症リスクを低下させることができるという計算結果も出されています。

では、動物性たんぱく質を食べるのをやめすべて植物性たんぱく質に変えてもいい?そう思われる方もいるかもしれませんが、それは絶対にNGです。

分割食を利用!おやつで満足感を高めよう!


妊娠糖尿病だと言われたら、
食事には敏感になってしまいますね。

それでは、今まで食べていたおやつやなんかは
食してはいけないのでしょうか?

そんなことはありません!!

妊娠糖尿病は上記に記載したように分割食というものがありますね。

ポテチなどのジャンクフードは別として、
間食として、エネルギーを摂ることは間違っていないのです。

むしろ、食事と食事の間に摂取することによって
血糖値の急上昇を防ぎ、体への負担を減らしてくれます。

おやつは決して悪いものではないのです。

ではでは、
妊娠糖尿病において、
おやつとして摂取して良いものをご紹介します!

ヨーグルト


~ヨーグルトの栄養素~
(120g)

カロリー:74kcal
ビタミンA:39.6μg
ビタミンE:0.12mg
ビタミンK:1.2μg
ビタミンB1:0.05μg
ビタミンB2:0.17mg
ナイアシン:0.12mg
ビタミンB6:0.05mg
ビタミンB12:0.12μg
葉酸:13.2μg
パントテン酸:0.59mg
ビオチン:3μg
ビタミンC:1.2mg

ナトリウム:57.6mg
カリウム:204mg
カルシウム:144mg
マグネシウム:14.4mg
リン:120mg
亜鉛:0.48mg
銅:0.01mg
ヨウ素:20.4mg
セレン:3.6μg
モリブデン:4.8μg

ヨーグルトは意外にも、カルシウムが多くて妊娠中には嬉しい効果です。

炭水化物も含んでいて、そこを利用して、朝食と置き換えることもGOODです!

親しみやすい食品なので満足感も得やすいかと思います!

果物(カットフルーツ)


フルーツは食物繊維豊富で健康的です!

もちろんいっきに食べ過ぎることは禁物ですが!

妊娠糖尿病でなく、糖尿病の治療でも
フルーツは1単位(80kcal)分食べると良いとされています。

カロリーで言われてもわかりずらいですが、
握りこぶし一つ分、の見た目の量ぐらいです!

ちなみに、80kcalの果物の概量がこちら

 ・みかん    270g  中2個
 ・りんご      180g  中1/2個
 ・なし      240g  大1/2個
 ・かき      170g  中1個
 ・いちご       260g  10~15個
 ・キウイフルーツ 180g  小2個
 ・グレープフルーツ 290g  大1/2個強
 ・ぶどう      180g
  (マスカット、巨峰なら10~15粒)
 ・ブルーベリー 150g
 ・西洋ナシ    180g 中1/2個
 ・もも       240g 大1個
 ・バナナ       170g 中1本

※※※ フルーツジュースには要注意 ※※※

フルーツジュースには要注意です!
フルーツジュースは食物繊維が取り除かれているケースがあるため、
血糖値が急上昇してしまいます!
せっかく分割食にしているのが無駄にならないように注意しましょう!

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

無糖のゼリー


最近では市販のゼロカロリーゼリーも多く発売されていますね。

ゼリーを作る際に使われる寒天やゼラチンには糖質は含まれていませんので安心して食べられます!

また、寒天は食物繊維が豊富な事もよく知られていますね!

チーズ

味が濃くで食塩相当量もあるので、食べ過ぎは要注意ですが、
チーズも間食としてGOODです!

カルシウムも高く、妊娠中には嬉しい効果ですんね(^O^)

※※※※妊婦でもチーズはたべてもいいの?※※※※

妊婦ではリステリア菌が胎児に影響がある可能性があるので、
チーズの摂取は控えた方がよい、という記述もよく見ますね。

ナチュラルチーズでも、
・モッツァレラ
・ カマンベール
・ フロマージュブラン
・ リコッタ
・ ブリ・ド・モー
・ ロックフォール
・ ゴルゴンゾーラ
・ ブルーチーズ全般
・ チェダー
・ ゴーダ
・ パルミジャーノ・レジャーノ(パルメザン)
があげられますが、
輸入品かどうか、と言うのを確認できれば、大丈夫!

日本で生産されているナチュラルチーズは加熱殺菌が義務づけられているので、
日本で製造されたチーズは基本的に大丈夫です!

買う際は輸入品であるかどうかを要チェックです!

※※※※※※※※※※※※※※※※※※

などなどなど、、、
一般的にダイエットや糖尿病にいいとされる低カロリーの食材は
おやつとしても妊娠糖尿病にも活用できます。

おやつを食べる時のポイント!


妊娠糖尿病の間におやつを食べたくなった際、食事療法として食べ方を工夫することで
より健康的な食生活が送れます。

決まった分量を取り分けて食べる

妊娠糖尿病ではくれぐれも食べ過ぎは注意が必要です。

例えば、袋のお菓子を食べるとしますが、
袋のままお菓子を食べたり、
お皿に山盛り盛ってしまいますと、
食べきるまで食べてしまします。

決まった時間に決まった量を管理して摂取しましょう!

よく噛んで食べましょう

おやつに限らず、よく言われることですね。
やわらかい食品などは、満腹感を得にくい傾向にあります。

よく噛むことで満腹感を得やすくなり、
唾液の分泌もよくなることで消化促進、便秘の解消にもなりますので、
一口30回を目安によく噛んで食事をしましょう。

よく噛んで食べるという事は
ゆっくり食べれるので、負担も軽減できます。

妊娠糖尿病での食事レシピ!毎日おいしく過ごそう!

https://blue-circle.jp/articles/236

妊娠糖尿病でも、注意点をしっかり押さえればおいしい食卓を囲めます。
注意点をおさえた、美味しく食べれる食事レシピをご紹介!
食事は生活をささえる大事な要素なのでストレスの原因にもなってします。
健康かつ、満足のいく食事を毎日摂りたいですね!

妊娠糖尿病のおやつのまとめ


いかがでしたか?

妊娠糖尿病のおやつ・間食について理解は深まったでしょうか?

妊娠糖尿病と診断されてしまっても、
息抜きは必要です。
適度に自分のペースに合わせて調節しましょう!

妊娠糖尿病大辞典!原因・予防法から検査方法や入院の事まで!

https://blue-circle.jp/articles/301

自分、または家族の人が「妊娠糖尿病」を指摘されて驚いていませんか?
糖尿病と縁がなくても可能性があるんです。くわしい内容を知って回避または改善を試みましょう。

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