頑張る栄養くん!~ビタミン様物質ってなに?~

頑張る栄養くん!~ビタミン様物質ってなに?~

見えないところでも栄養は頑張ってくれています!あまり耳にしませんが、今回はビタミン様物質について!


ビタミン様物質ってなに?

ビタミン様物質は体内においてビタミンに似た重要な働きをするものやその作用を助ける成分のことをいいます。体内で合成され、欠乏症が起きないことから、他のビタミンとは区別されているので、生命維持やエネルギー代謝の補助のために摂取が必要というよりも健康維持や疾病予防の観点から有用な役割が注目されています。

ビタミンB13(オロット酸)

ビタミンB13は、水溶性でオロット酸とも呼ばれています。葉酸やビタミンB12の代謝を補助する作用があり、肝臓障害や早期老化を予防する効果が期待されています。

体内での作用

葉酸やビタミンB12の代謝、肝機能正常化、早期老化防止

多く含む食品

根菜類、小麦胚芽、ビール酵母など

ビタミンB15(パンガミン酸)

ビタミンB15は、水溶性でパンガミン酸とも呼ばれています。ビタミンEに似た抗酸化作用があり、肝臓の解毒作用向上、免疫力向上、アンチエイジングの効果が期待されています。

体内での作用

抗酸化作用、細胞寿命の延命、肝臓解毒作用の向上、免疫力向上、疲労の早期回復

イノシトール

イノシトールは、水溶性でビタミンB群の仲間です。抗脂肪肝ビタミンという別名があり、体内での脂肪やコレステロールの流れを良くします。主に神経の細胞膜を構成するリン脂質の重要な成分でもあり、脳細胞の栄養供給や神経機能の維持に不可欠な存在です。

体内での作用

リン脂質の成分、脳細胞への栄養供給、神経機能正常化、毛髪維持、湿疹予防、脂肪とコレステロールのエネルギー代謝補助

多く含む食品

オレンジ、すいか、桃、サツマイモ、トマトなど

1日に摂取する目安量

500mg~2000mg

コリン

コリンは水溶性ビタミンの仲間で、細胞膜を構成するレシチンの材料となります。レシチンは、コレステロールの沈着や肝臓に脂肪が溜まらないように働くので、肝硬変や動脈硬化、高血圧の予防が期待できます。また、コリン自体に脳の記憶形成を助ける働きがあります。

体内での作用

レシチンの構成成分、血管拡張作用のある神経伝達物質の成分、脂肪とコレステロールのエネルギー代謝補助、肝臓の脂肪貯蔵量調節、コレステロール値正常化

多く含む食品

豚・牛レバー、卵、大豆、ささげなど

1日に摂取する目安量

500mg~2000mg

パラノミア安息香酸

パラノミア安息香酸は、PABAとも表示される水溶性でビタミンB群の仲間です。体内で葉酸が合成されるときに構成成分として不可欠な存在です。また、パントテン酸の吸収効果を高める作用があり、更に腸内の有用菌の繁殖をよくする性質があるので、間接的にビタミンB群の生成を助けます。

体内での作用

葉酸合成の構成成分、腸内有用菌の繁殖、たんぱく質代謝、パントテン酸の吸収向上、白髪・しわの予防、紫外線からの皮膚の保護

多く含む食品

豚・牛レバー、卵、大豆、ささげなど

1日に摂取する目安量

500mg~2000mg

リポ酸

リポ酸は、水溶性・脂溶性に属さず、全ての細胞に浸透する性質を持ちます。また、ビタミンCやEのような抗酸化作用があり、様々な活性酸素から体や脳を守ります。ビタミンCやEの効果を高めるだけでなく、欠乏状態のときには代役として活躍します。リポ酸は、加齢と共に体内での生成量が減少するので食品からの摂取を心がける必要があります。

体内での作用

抗酸化作用、ビタミンCやEの効果向上と代役、解毒作用、肝臓の代謝向上、血糖値正常化、疲労回復効果

多く含む食品

レバー、酵母類など

ビタミンP(ルチン、フラボノイド化合物)

ビタミンPは、柑橘類の色素であるフラボノイドやそばに含まれるルチンのほか、ヘスペリジン、シトリンなどがあり、まとめてフラボノイド化合物と呼ばれることもあります。ビタミンCの作用を助ける性質から毛細血管を強くしたり、透過性の機能を保つことによって出血や細菌の進入から守ります。

体内での作用

毛細血管の機能維持と強化、ビタミンCの吸収向上、血管収縮作用、血圧効果作用、更年期の症状緩和

多く含む食品

柑橘類、あんず、さくらんぼ、そばなど

カルニチン(ビタミンBt)

カルニチンは、ビタミンBtとも呼ばれる、必須アミノ酸のリジンとメチオニンから合成されるアミノ酸の一種です。脂肪の代謝を促進し、中性脂肪や脂肪酸を燃焼させる働きがあることから肥満予防効果に注目されています。

体内での作用

脂肪酸の代謝促進

多く含む食品

羊肉、牛肉など

ビタミンQ(ユビキノン)

ビタミンQは、コエンザイムQ10やユビキノンとも呼ばれる脂溶性ビタミンの仲間です。医薬品として、心疾患や代謝改善などの治療に広く使われています。細胞膜の酸化を防止して酸素の利用効率を高めたり、免疫細胞や白血球の作用を高める作用があります。

体内での作用

抗酸化作用、酸素の利用効率向上、免疫・白血球機能向上、精子の活性化

多く含む食品

レバー、もつ、牛肉、豚肉、かつお、まぐろなど

ビタミンU(キャベジン)

ビタミンUは、キャベツから発見されたためキャベジンと呼ばれています。胃酸の分泌を抑えたり、胃腸粘膜の新陳代謝を活性化させるため、胃潰瘍や十二指腸潰瘍を治りやすくするといわれています。更に粘膜修復に使われるたんぱく質合成を促進する作用も持ち合わせています。

体内での作用

胃酸の分泌抑制、胃腸の粘膜修復、たんぱく質合成促進

多く含む食品

キャベツ、レタス、セロリ、アスパラガス、青のりなど

関連・参考資料

ビタミン様物質

https://lifemeal.jp/2590

ビタミン様物質は、体内においてビタミンと似た重要な働きをしますが、体内で合成でき、欠乏症が起こらないため、ビタミンと区…

この記事のライター

まだまだ未熟ですが管理栄養士です!
仕事でも日々の勉強でもスキルアップしていきたいと思います!

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